プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第31期A2リーグ最終節レポートC卓 山田 浩之

C卓の組み合わせは

5位滝沢 +66.6P
8位石渡 +41.0P
9位刀川 +24.8P
10位櫻井 +1.3P

昇級ボーダーは現状+154.0P降級ボーダーは▲126.6Pとなっている。
よほどのことがない限り降級はないだろう。

そしてD卓(1位2位3位4位)は来週行われるためボーダーに追いつくだけでは厳しい。
大トップを含めた4連勝が最低条件といったところか。

1回戦東3局

三万四万五万一索一索四索五索七索八索九索三筒四筒五筒  ドラ三索

カン三索からの待ち変えでリーチ。高めのドラをツモって3,000・6,000。
南1局

四万五万一索一索一索三索四索五索西西  ポン発発発  ドラ一索

すぐに三万をツモって4,000オール。
この2つの大きなアガリを決めた石渡の1人浮きのトップとなった。

2回戦南1局

ここまで手は入るもののなかなかアガリに結びつかなかった刀川にチャンス手。

一万二万三万三万四万五万五万六万七万三索五索七索七筒七筒  ドラ五万

ここから七索を切ってヤミテン。次巡二索を引きリーチ。
これをピンフ一通テンパイの滝沢からアガリ7,700。

南2局

二万二万三万四万五万二索三索四索四索五索二筒二筒七筒  ツモ二万  ドラ二万

7巡目、親の刀川の手牌。絶対にものにしたいこの手。
リーチかヤミテンか難しいが刀川は迷わずリーチ。すぐに六索をツモって6,000オール。

1本場、今度は滝沢の反撃。刀川の親リーチを受けるも、

三万五万六万七万二索四索五索六索三筒三筒五筒六筒七筒  ツモ三索  ドラ四万

三万を切りヤミテン。高めの七索をツモリ2,000・4,000。
相手は絶好調の親、そして自分はラス目ということをふまえた滝沢らしい冷静な判断。
今回は裏目となったが、ほとんど追っかけリーチを打ってきた自分には改めて考えさせられる1局だった。
だが反撃もここまで、刀川トップで2回戦は終了した。

3回戦は丁寧な手順でアガリを重ねた石渡のトップ。

4回戦東1局1本場

五万六万四索五索六索七索八索四筒五筒六筒七筒中中  ドラ五筒

五筒八索六索五万
中中八索 上向き六万 上向き

まずツモ五筒
三色の天秤にかける八索切りもある。ドラ2あるのでスピード重視の五万六万切りもあるだろう。
だが親の滝沢が選んだのは2シャンテン戻しの打中

瞬間スピードは落ちるが裏目が少なく打点アップも見込める。
そしてツモ六索。ここではスピードも意識した八索切り。結果は正解。

長引いたものの四万七万を引く前に三筒をツモリ4,000オール。
何が正解ということはないだろうが、一般の方や若手プロには是非参考にしてもらいたい。
このまま逃げ切った滝沢が1人浮きのトップでC卓の最終節は終了となった。