プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第32期A2リーグ第2節レポート 猿川 真寿

今回の第2節は、対局中に「全然場に入れないな。なぜだろう?」とずっと思っていた。
勝負に参加できないという意味ではなく、気持ちが場に入っていけなかった。

普段も1回戦の途中までは集中力がなく、ぼーっとしていることはたまにあるが、1日中というのは初めての経験だったかも知れない。
対局後も今でも要因は分からない。あるとすれば、3日前に行われた第1節が関係しているのではないかと考えられる。

3年前に、AⅡを圧勝で優勝したから、今回も大丈夫という自信もあったのだが、去年のAⅠの惨敗の記憶がなかなか消えない不安。
後者のほうが圧倒的に私を支配していた。

開幕の結果は、苦しい展開になりそうな前兆もあったものの、上手くまとめて+44.0Pという、非常にいい結果でスタートを切ることができた。
嬉しかったというより安心した。

この「自信」が「過信」に変わっていて、「油断」になっていたのかも知れない。
今節も4回戦に大き目のトップをとれて、▲8.0Pぐらいで済むことができたが、3回戦終了時には▲60Pぐらいまでいきそうだなと覚悟していた。
なので、そういうツキはあったと感じている。
観ていた人が「えっ打っちゃうの?」と思っただろう局面の私の読みはこうだった。

1回戦 東4局 1本場 

私は15巡目にチートイのみだがテンパイする。

四万四万八万五索五索六索六索二筒二筒四筒四筒東東  ドラ西

紺野からリーチが入った瞬間、ドラ雀頭の五万八万待ちだなと思った。
直感というものなのかも知れない。
麻雀の場合は、捨て牌からの脳に信号が送られるので、勘とは違うもような気もするが。

よって、ドラと五万以外は勝負する気でいた。ドラはさすがにというところである。
そのあと待ちをよく考えていたら六索九索も否定できないなと思い始めた。
リーチ前に七索八索があるが、この時手出しかツモ切りかを見逃していた。
このあたりでも集中力のなさが覗える。

実はこの局、リーチの前に西岡にテンパイ気配を感じていた。
リーチの後に少考しての七万切り。この時、オリたのかまわったのかと感じた。
そして、私のツモはフリテンの九索。打牌は八万。5,200の放銃となった。

八万を切った理由は西岡の七万切りだった。
四万は切られていて、六万は場に2枚切れているが、紺野の待ちがドラ雀頭のカン七万も十分考えられた。
ということは、六万が西岡からは全てみえているのではないかと。それが、放銃に至るまでのこの局の思考だ。

実際の西岡の牌姿は

七万八万八万九万九万九万二索二索二索四筒五筒六筒西  ツモ八万  打七万  ドラ西

こうだった。
読みの悪さにうんざりするレベルだ。
ここまでの展開の良さに感謝して、次節以降も昇級を目指して頑張りたいと思う。