プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第32期A2リーグ第7節レポート ダンプ 大橋

皆様こんにちは。
段々と寒さを感じる様な季節となってきましたが、例年通り降級の見える寒い位置のダンプでございます。

今回の対戦相手は藤原、刀川、白鳥の3人。
ポイント的に刀川、白鳥は自分の下に位置しているので、自分が沈んで、この2者が浮くような展開になろうものなら冬を待たずして凍え死んでしまいそうな心境となる事でしょう。

先に結果を書きますと、自分は+20Pでトータルプラス域に復活。
降級ボーダーにいた刀川が大きくマイナスする展開となったので、一先ずは降級ポジションから脱出といったところでしょうか。

まだまだ下を見る事は止められませんが、来月もプラスが出来るようであれば、今季は安泰といったところでしょうか。
逆に刀川、白鳥は▲100Pオーバーで後3節。
一度も親番を無駄にできない戦いが続くことでしょう。

さて、今回気になった局というか反響が大きかった局が1つありまして、

2回戦東3局1本場 ドラは中

親の藤原がこんな捨て牌の7巡目リーチ

一万 上向き発二筒 上向き白一筒 上向き八万 上向き七筒 左向き

これに対して東をカンしている北家・白鳥が一発でドラの中打ち。

白鳥捨て牌
一索 上向き二万 上向き二索 上向き白二万 上向き九万 上向き中

そして困るのは自分

三万三万四万二索二索七索七索八索八索九索三筒四筒九筒  ツモ五万

本当ならベタオリをしたいところなんですが、生憎と2人の現物は1枚もない状況。
取り合えず藤原のリーチの一発目は七筒を切ったのですが、そこに白鳥の中切り。しかもリーチ無し。

ドラを切った以上、白鳥はテンパイ濃厚。
ただ気になるのはヤミにしている事。

大体こういう時って親の現物でテンパイしている事が多いのですが、今回は東の暗カンが入っています。
競技ルールにおいて役牌の暗カンは非常に強いです。
リーチしてツモれば満貫相当のアガリになるわけですから。

そんな暗カンをしていてヤミという事は、現物でしかも高打点のテンパイが入っているのでは?と考えるのも自然なことで…

白鳥のドラ切りがなければ中スジを追っての打四筒なのですが、今回に限ってはその四筒は非常に白鳥に対して危険です。
しかも安牌の少ない手牌でのオリ打ちは非常にバカらしく。

というわけで真っ直ぐ九筒としたところ、

六万七万八万三索四索五索九索九索九索七筒八筒中中

藤原の7,700に飛び込んでしまいましたとさ。

ちなみに後で確認したらその時の白鳥の手は

二万三万四万六万七万六索六索五筒六筒六筒  暗カン牌の背東東牌の背

テンパってなかったのでしたとさ。