プロリーグ(鳳凰戦)レポート

A2リーグ第6節A卓レポート

【A2リーグ第6節A卓レポート】自称モブキャラが主人公になった日!

9月15日に行われた第37期鳳凰戦A2リーグ第6節A卓は、トータル▲29.6Pからスタートした一井があれよあれよと4連勝!一気に昇級が狙える位置まで順位を上げました。

試合開始前のスコアと順位は以下の通り。

前節直対で藤島にトータルトップの座を明け渡したダンプのリベンジや、これまで全節マイナスでそろそろ尻に火が付いている魚谷の戦い方などに注目が集まる対局。
いざ対局が始まると、ダンプがピンフ一通ドラ1確定の手をリーチして跳満に仕上げたかと思えば…

そのダンプから魚谷が親のタンピン三色を直撃するなど、非常にスリリングな展開!

しかし半荘が終わると、気づけばトップにいるのは一井。リーチピンフドラ1など中級打点の手を非常に多くツモアガリ、他選手の手を潰しながら常に3万点後半をキープします。
5回戦には東1局からメンゼンの役役チャンタをツモアガリ、そのリードを活かして1人浮きの4勝目を達成しました。

実況解説用のアンケートに「A2リーグのモブキャラです」と自虐風にコメントしている一井。Mリーガーやベテランひしめくメンバーの中で確かに注目度は落ちるかもしれませんが、今回の活躍は否応なく主人公並みに注目せざるを得ない結果となりました。

※モブキャラ=アニメなどで群衆の1人として登場するキャラクターのこと

1日を終えてのトータルスコアは以下の通り。

上位陣がポイントを減らし、現時点でトータルマイナスの選手ですら昇級がありえるようなスコアの並びに。

一井はSNSで「いろいろ反省点もありながら戦う気持ちを切らさずやれたことは収穫。もっと強くなれると信じる」と振り返りました。
一方、本日ついにプラスできた魚谷は「30,000点が遠い…」と苦しさを呟いていました。

※文中敬称略
(文:浜野太陽)