プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第37期鳳凰戦A1リーグ第8節A卓レポート

【A1第8節A卓 マムシの沢崎が本領発揮+52.9Pの快勝で3位浮上鳳凰位決定戦圏内に。】

 

 

鳳凰戦A1第8節A卓が9/28(月)に行われた。
3位 佐々木寿人
5位 沢崎誠
8位 HIRO柴田
10位 伊藤優孝

開始前の成績表はこちら

 

 

1回戦のトップは沢崎。東2局のピンフ三色ドラを柴田からアガる。山には高めが1枚しかなかったが、ラス牌を掴んでしまった柴田はここから長い時間苦しむ展開となる。

 

 

2回戦は佐々木が東4局の時点で6,900持ち1人沈み。しかしタンヤオドラの2,600をアガって南1局の親番での出来事。

 

 

①沢崎がドラ暗刻で先制テンパイ。二万はアガれないがヤミテンにする。
②佐々木に二万を打たれてしまうが、ポンしてタンヤオに移行。
③沢崎と持ち持ちだった中を佐々木がポン
④佐々木500オールのアガリ。

これをきっかけに佐々木が大連荘し、30,900点の加点に成功。総まくりトップを決めた。

3回戦は伊藤の半荘。

六万六万八万五筒二索二索南西北北発発中 ツモ南

七対子1シャンテンのこの手を3巡目の南からポンして発トイトイの5,200(+600)をアガると、東3局2本場にはタンピンツモ三色ドラの八万をツモ。

 

 

伊藤が今日のマイナスをほとんど返済のトップを取った。
この展開を黙って受け入れるわけにはいかない。柴田が最終4回戦に意地を見せる。

 

 

トップ目沢崎を追う2着につけていた柴田はこの手を1巡ヤミテンに取るが、跳満ツモ狙いでリーチに踏み切り、四万ツモアガり。4回戦トップを取り、今日のマイナスを約半分に減らした。

 

 

4者が1回ずつトップを取った今節だが、沢崎はその他3回を全てプラスの2着でまとめ、トータルで3位に浮上。佐々木は1桁のプラス。柴田と伊藤がマイナスを分け合う形となった。

 

 

3位沢崎、4位佐々木も決定戦を狙うのは間違いない。この先に大勝負をかける節が必ず来る。それぞれどこでギアを入れて来るのか楽しみである。
9位柴田、10位伊藤は厳しい節となってしまった。両者の実力と爆発力であればこの位置からでも降級エリア脱却の可能性は十分ある。しかし、ポイント下位の者には辛く打つのが定石だ。包囲網を掻い潜っての復活に期待したい。

(文:編集部)