プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第37期鳳凰戦A1リーグ第10節A卓レポート

【4回戦で6万点トップを取った伊藤がトータル+12.4Pで卓内トップ】

この日の対局者は以下。
1位 佐々木寿人 +129.7P
4位 紺野真太郎 +2.2P
9位 HIRO柴田 ▲72.3P
10位 伊藤優孝 ▲203.1P

 

 

佐々木はまだ安全圏ではないためプラスは欲しいが、大きく沈まない事の方が大事。無理はしないだろう。
一方、序盤のマイナスを5連続プラスでカバーした紺野は今日も叩きどころ。2連続ラスでも引かない限りは攻めの姿勢でくるだろう。
柴田は自身のプラスが理想だが、それ以上に伊藤とのポイント差は保ちたい。伊藤の大連荘は避けたいところ。
伊藤は毎回柴田よりも上の着順になる事が目標。もし柴田浮きで自身が沈みなら、今後がより厳しい戦いになってしまう。

1回戦は親番でリーチ七対子ドラドラを決めた佐々木がトップ。三筒五筒七筒と待ちを変えて行き、1枚切れの白でリーチに踏み切った。
2着はタンヤオ七対子ドラドラをアガった柴田。

 

 

2回戦は紺野が1人浮きトップ。アタリ牌を止められても、ラス牌でも関係なし。ツモり倒して圧勝。

 

 

3回戦は大荒れ。伊藤がツモメンホン2,000・3,900。紺野がメンタンピンツモイーペーコードラの6,000オール。佐々木がリーチツモ発ドラの3,900オールと、2回戦に続いてツモアガリの応酬。

 

 

柴田には厳しい展開の中、佐々木がまたもドラドラ七対子テンパイ。南は場に2枚切れ。途中で同じく2枚切れの東を持ってくるが、手出しの安全な字牌はテンパイ気配が出るからか待ちは変えず。東なら伊藤が掴んでいたがセーフ。南は柴田が掴み、9,600放銃。柴田には苦しい半荘となってしまった。

4回戦

東1局の佐々木のリーチを受けて丁寧に打ち回し七対子テンパイを入れた伊藤は三筒を勝負。しかし、ドラ筋の四万は打ちづらいのか待ち変えするとアガリまでついて連荘に成功。

 

 

1本場もツモアガると、2本場では跳満ツモ。東2局もリーチと仕掛けを受けながらペン七索待ちのイーペーコーから、七対子の九索に待ち変えてロン。

 

 

4回戦の6万点超えトップでプラスに転じた伊藤が卓内トップ。
紺野も3着3回ながらも2回戦で稼いだプラスを残した。
佐々木は僅かなマイナスで首位はキープ。
柴田はマイナスとなってしまったが、ツモられた回数と南単騎の放銃を思えば良く踏み止まったのではないか。

 

 

(文:編集部)