プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第37期鳳凰戦A1リーグ第11節A卓レポート

【A1リーグ2位スタートの沢崎がプラスを重ねて遂にトータル首位に立つ】

 

 

鳳凰戦A1リーグ戦も終盤。現状は佐々木、沢崎、西川が100ポイント超えで決定戦候補という状況。
この均衡を崩して混戦にしたい4位紺野と5位勝又。ライバル関係ながらも沢崎からポイントを引き出したいのは共通か。
上位陣と同卓の瀬戸熊は今日の直接対決で大きくプラスして差を縮めておきたい。

1回戦東4局、紺野はメンピンドラの六索九索待ちで先制リーチ。追いついた瀬戸熊が追っかけて二筒でメンタンツモドラのアガリ。

 

 

そしてもう一つの山場が南2局。親番瀬戸熊がドラ暗刻のリーチ。紺野はピンフドラの二筒五筒待ちテンパイを入れていて、1巡前に三筒も押したが、次の無筋六索でオリを選択。終盤に二筒をツモってアガリ逃しが見えてしまった。

この2局の結果が響き、1回戦は瀬戸熊トップ、紺野が1人沈みのラスとなる。

2回戦の勝負所は東2局。親の沢崎がドラ三索をポンしている。紺野も仕掛けて三万六万テンパイ、勝又も3フーロでマンズのホンイツ四万五万七万で応戦するが、沢崎が力強く五万ツモ。

 

 

南2局には、9,000点まで追い詰められた紺野。高めチャンタリーチで一筒をツモると、次局は白発ホンイツを勝又からアガって素点を大きく回復。

3回戦は調子を上げて来た紺野が親でアガってリード。

 

 

東4局のピンフドラドラ高め一通はアガれなかったが、オーラスもアガリ切って1人浮きとなった。

4回戦は勝又が完封。
まずは沢崎のリーチに追いかけて7,700(+1,000)をアガる。

 

 

南1局には一索から仕掛けてドラをツモアガリ。
オーラスは30,900持ちの瀬戸熊から八万をロンで1人浮きとなった。

 

 

それぞれが1回ずつトップを取る結果。沢崎が卓内首位、そしてトータルも首位まで浮上した。

 

 

リーグ全体としても上位3名のみが100超えのプラス。このまますんなりと決まってしまうのか、はたまた大逆転があるのか!?B卓の観戦が待ち遠しい。

(文:編集部)