プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第37期鳳凰戦A2リーグ第10節C卓レポート

【A2リーグ第10節まで終了し、最終節の組み合わせが確定。】

この日の対局は以下の5名。
1位 杉浦勘介 +230.7P
3位 藤島健二郎 +112.8P
4位 近藤久春 +88.6P
6位 和久津晶 +25.2P
11位 一井慎也 ▲35.5P

 

 

首位杉浦は2位以下と100以上の差をキープして残り2節まで来た。最終節を待たずして昇級を決めるのか⁉︎それとも混戦に巻き込まれるのか⁉︎
3位藤島は好位置に着けている。現状維持でも昇級の可能性は残るが、出来ればプラスしておきたい。今日のうちに叩く勝負をする価値はある。
4位近藤はプラスが必須のため、藤島よりもさらに勝負をかけやすい。今日はダンディの超攻撃が観られるか。
6位和久津は目標が2つある。大目標は大きく浮いて藤島か近藤のポジションを奪う事。小目標は5位以内に入っておいて最終節に上位陣との直接対決の権利を得ることだ。
一井は今日を浮きか±0で終わらせればほぼ残留。マイナスの場合は降級の可能性が残る。降級を意識しない位置にいる他4名に比べるとマイナスした時のリスクが大きい。

1回戦(抜け番 杉浦)
東3局1本場、一番戦い方の難しい一井に自然な形でチャンス手が入る。ドラ発八万のシャンポンで先制リーチ。

 

 

同じくドラドラの和久津も五万を切り飛ばして戦う構え。ツモ六索でどこからでも鳴けるホンイツに切り替えピンズを切っていく。
親番の藤島も応戦。ダブ東が暗刻の1シャンテンで自身の手に真っ直ぐの八万を勝負で放銃。
この5,200(+1,300)をアガった一井がトップを取った。
和久津、藤島はいいテンションで戦えているが、近藤は1人沈みの4着と厳しいスタート。

2回戦(抜け番 藤島)

和久津が快調。タンピンイーペーコードラ3の跳満をヤミテンで一井からアガると、南2局のリーチは高めの六索ツモ。親番でも加点に成功し、1人浮きでオーラスを迎えた。

 

 

オーラス4本場で4着目の一井がダブリー七対子ドラドラをアガって素点を回復。
2回戦は和久津の1人浮きで終了。

3回戦 (抜け番 近藤)

東3局2本場、藤島がタンヤオ三色ドラドラをヤミテンで和久津からアガる。
振った和久津もすぐに5,800をアガリ返し、南3局はメンタンピンツモイーペーコーの満貫ツモアガリで微差ながらトップ目に立つ。

 

 

しかし、この回の主役は杉浦。1人沈みのオーラスで先制リーチ。メンタンピンツモ1,300・2,600で総まくりの1人浮きとなった。

4回戦 (抜け番 和久津)

序盤は藤島がアガリ倒してリード。東4局の親番で連荘、3本場でも仕掛けていたが、近藤からリーチが入る。

 

 

白五筒のシャンポン。トイトイツモり三暗刻テンパイの杉浦から2,600(+900)のアガリで弾みをつけた近藤は、2,600オール、7,700(+600)と加点してトップを取った。

5回戦 (抜け番 一井)

5回戦はとにかくプラスが欲しい近藤、藤島、和久津がアガリに向かう打撃戦に。

 

 

東2局に白中ドラドラをアガった近藤が頭1つ抜け出すと、南2局2本場では杉浦の大物手をかわすトイトイ。1人浮きのトップを決めた。

 

 

勝負形のテンパイ打牌がロンになる場面が多かった杉浦だが、失点を最小限に抑えて2位以下と100P差の首位をキープ。本日勝ち頭の近藤が暫定2位となった。

 

 

この結果により、A2リーグ最終節の組み合わせが確定。
来年1/11から3日連続の生放送となる。

1/11(月) 7.9.11.13.15位
客野、古橋、山田、前原、亜樹

1/12(火) 6.8.10.12.14位
和久津、魚谷、麓、一井、安村

1/13(水) 1.2.3.4.5位
杉浦、近藤、内川、藤島、ダンプ

(文:編集部)