プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第38期鳳凰戦A2リーグ第2節B卓レポート

5月11日、第38期鳳凰戦A2リーグ第2節B卓が放送された。
対局者は石渡正志、明石定家、白鳥翔、古橋崇志。

 

 

手数の多い石渡・白鳥に対し手役派で腰の重い古橋、という構図だ。こうした打点派・スピード派が同卓する戦いは人数の多い方に利することが多く、この日も例外ではなかった。

1回戦南1局、古橋がドラ暗刻のリーチ。

 

 

古橋は比較的手数が少なく、アガリ打点が高いプレイヤー。こういった手を何回アガリに結びつけられるか、もしくはアガれずとも他家を降ろせるかが勝敗に繋がってくるスタイルだ。しかしこの局の結果は…

 

 

仕掛けた石渡がリーチを蹴って700・1,300。グッとくるアガリだ。ならばと親番でヤミテンに構えても…

 

 
 

 

(石渡のタンヤオのアガリ。手が被っておりすみません)それはそれで普通に局を流されてしまう。古橋としては「じゃあどうすればいいんだ」という心境だったかもしれない。
さらに不幸なことにこの日古橋には、蜜に群がる虫のように当たり牌が押し寄せ…

 

 

ヤミテンの七対子ドラドラや、

 

 

役なし両面リーチを打ってからチンイツへの放銃など、頭がクラクラするような展開に。

 

 

3戦目を終えて3回連続の4着。トータルポイントは最下位にまで沈むが、潮目が変わったのは4回戦。

 

 

 

2回の2,600オールで5万点近いトップに!なんとか負債を半分近くまで減らし、次節へ繋いだ。
トータルポイントは画像の通り。

 

 
 

 

古橋以外の3者について見ていこう。
卓内トップは白鳥。手数が多いながらも、狙える手牌ではテンパイを外してでも高打点を狙うメリハリのついたプレーでトータルプラスへ転じた。
石渡は、前節のインタビューでは鳴きを増やした麻雀で様子を見たいと語っていたが、今回は少しマイナス。
明石は要所で勝負手を実らせ、トータル首位をキープした。

次回A2リーグは5/18(火)。対局者はダンプ大橋、麓征生、魚谷侑未、高橋良介。解説は一井慎也が務めます。
次回も是非ご視聴ください! 

(文・浜野太陽)