プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第38期鳳凰戦A2リーグ第2節C卓レポート

【A2リーグ第2節C卓 魚谷気合の巻き返し!】

5月18日、A2リーグ第2節C卓が放送された。対局者は魚谷侑未、ダンプ大橋、高橋良介、麓征生の4名。 

 

 

1回戦、親番を迎えた魚谷が4枚目のドラを引き入れ、ツモれば6,000オールのリーチ!

 

 

リーグ戦初戦でこういった大物手をアガれるかどうかは、ポイント的にも精神的にも大きく展開を分けるところだ。しかしここはヤミテンのダンプが高目三色に振り替わり追いかけリーチ。安目ながら1,000・2,000のツモアガリに。

 

 

この日ダンプとの相性が最悪だった魚谷。2回戦でもメンホン七対子のテンパイを果たし、待ちごろの白単騎に切り替えるが…

 

 

 

またも立ちはだかったのはダンプ。ヤミテンでタンヤオドラ3の12,000!グラっとくる放銃であったが、この回を3着に抑える。
魚谷は続く3回戦、大きな放銃もないかわりにアガリも無い、まさに耐える展開で3連続の3着。しかし4回戦を迎えると

 

 

まずはメンタンピンツモの2,600オール。

 

 

続いてドラ雀頭の5,800。

 

 

さらにリーチ、タンヤオ、ピンフ、三色の12,000と3連続アガリ!

3戦目まで▲46.8Pと落ち込んでいたところ、4回戦54,000点のトップで+32.0P。1日トータルを▲14.8Pに抑え、インタビューでは「実質勝ちですね」と喜びを語った。
1日を終えてのトータルポイントは以下の通り。

 

 

 

ダンプは最終戦こそ沈みに終わったものの、+54.0Pの卓内トップ。トータルプラスに転じた。
高橋は鋭いアガリを見せ今回もプラスかと思われたが、最終戦に魚谷へ11,600、ダンプへ12,000を放銃。やむを得ない放銃に思えたが、これが響き▲14.8Pのマイナス。
麓は初戦こそ18,000のアガリで好調を感じさせたが、それ以降勝負手を実らせることができず、▲24.4P。

次回A2リーグの放送は5/25(火)。対局者は客野直、和久津晶、山田浩之、藤島健二郎。解説は白鳥翔が務めます。
次回も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)