プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第38期鳳凰戦B1Select前期第3節レポート

 

 

柴田吉和
猿川真寿
福島佑一
荒正義

 

 

首位柴田が突き抜けているが、2位から16位までは大きく開いていない今期のB1リーグ。上位からの降級ゾーン転落や、下位からの昇級戦線復活も十分あり得る。この日の第3節は今期の目標を位置付ける重要な日となるだろう。
なお、前原、増田、櫻井、亜樹の4名は前原骨折のため別日対局の予定。他2卓は同日にB1リーグSelectとは別会場での対局となる。

1回戦開局は荒がドラの南ツモ。ツモ一通ドラ3の3,000・6,000を決める。

 

 

オーラスにもリーチピンフツモドラの2,600オールをアガリ、1回戦は荒がトップ。

2回戦は接戦のままオーラスにもつれ込む。東をポンした猿川がトイトイテンパイ。どこから出てもトップ、ツモなら三暗刻で満貫の手。ドラの七筒もツモ切る。

 

 

その直後に親番の福島がテンパイ。四筒七筒リーチに踏み切り、4,000オールツモ。
福島は勢いそのままに攻め続けて3本場となりトップは磐石。
厳しくなったのは満貫でも原点に届かなくなった柴田。
二筒ポンでタンヤオトイトイ、高めなら2の三色同刻、ツモれば三暗刻のテンパイを入れると

 

 

最高の二索ツモでプラスの2着で2回戦を乗り切った柴田は、3回戦も攻め手を繰り出す。そこに猿川が果敢に挑み、南3局には柴田の七対子ドラドラ9,600放銃をすり抜け2人テンパイ。

 

 

南3局2本場でも柴田の18,000確定の純チャン三色リーチを300・500(+1,600)でかわし切るファインプレーを見せたが、柴田が逃げ切り3回戦トップ。

4回戦も柴田が連勝し、トータル+25.5Pで卓内トップ。序盤は苦しい時間もあったが、ポイントを上乗せして昇級に向けてさらに一歩踏み出した。

 

 

福島は7位、猿川11位、荒16位となった。

 

 

今期は大きなマイナス者が居ないため、現状降級ゾーンの3名がここから全員プラスしての残留も十分可能。4節目が終わった時に降級ゾーンの分布がどのように変化するのか気になるところだ。

一方別卓では井出が4連勝を決めて一気に首位に躍り出た。昇級枠は2枠のため、インタビューで結果を見た柴田に焦った様子は見られなかった。だが、この後3人目、4人目の昇級候補者が出れば話は変わって来る。このまま井出、柴田で決まるのか?下剋上はあるのか?
A2をかけた争いも目が離せない。

次回B1リーグSelectは
中川基輝
藤原隆弘
二階堂亜樹
荒正義
7/3(土)13:00開始予定。

 

 

(文:編集部)