プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第38期鳳凰戦A2リーグ第3節D卓レポート

【鳳凰戦A2リーグ第3節D卓 一井が快勝、魚谷は見事な四暗刻】

前節4ラスを食らってしまった客野、1か月でその傷は癒えているか、今節の一つの焦点だった。

1回戦東2局、石渡のリーチを受けて、安全そうな南を切ると、一井の七対子ドラ2、6,400にドスン。
傷口はパックリ開いてしまった。

 

 

 

最終戦は辛うじて浮きにまわるも、3着3着4着3着の▲57.4Pと前節に続き大きめのマイナス。
トータルは▲128.1Pとなり、まだ3節が終わったところだが、次節も沈むようだと危ないだろう。

対象的に好調だったのは一井。
北が先制リーチの客野の現物にも関わらず、追っかけリーチとすると、

 

 

最高の結果となる、ドラをツモって3,000・6,000。

 

 

この2回戦のオーラスには、再度ドラの七万をツモってタンヤオドラ3の2,000・3,900。

 

 

半荘は変わっても、続けての6,000オール。(リーチ、ツモ、七対子、ドラ2)

 

 

全半荘浮きでの1着、1着、3着、2着の+61.3P。
四暗刻の親かぶりさえなければ、100ポイントを超えそうな勢いだった。
「あれだけドラをツモれたら、今日は勝たないと。」と終局後のインタビュー。

石渡は、4着4着と苦しいスタートも、後半を2着、1着とし、▲15.7P。
一井が絶好調、魚谷の四暗刻ツモがあったことをふまえると、これで済めば御の字といったところか。

 

 

Twitterではこのようなコメント。

最後に、魚谷。
ツモり三暗刻のテンパイでドラ二筒切り。ヤミテン。
この二筒は、石渡にポンをされるも

 

 

なんと七筒をツモってテンパイ外し!

 

 

読み通り、七筒は山に2枚。
見事な四暗刻だった。

 

 

魚谷「結構負けそうだったので、四暗刻アガれただけラッキーかなと。(ドラを切ったときは)三暗刻でツモれればラッキーと思っていたんですけど、ピンズの上(の場況)がいいとはずっと思っていて、七筒八筒は狙い目かなと。(現状)出アガリできないし、ポンして(トイトイの)役ありに出来るし、四暗刻はラッキーでしたけど、目指そうかなと。(ドラをポンした)石渡さんが、白バックくらいしか役がなかったので、思い切っていきました。」

 

 

 

次回、第4節A卓は6/29(火)の17時より。
伊藤優孝vs白鳥翔vs魚谷侑未vs藤島健二郎

(文:福光聖雄)