プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第38期鳳凰戦A2リーグ第6節A卓レポート

魚谷侑未、苦悩の1日!第38期鳳凰戦A2リーグ第6節A卓レポート

8月24日、第38期鳳凰戦A2リーグ第6節A卓が放送された。対局者はダンプ大橋、和久津晶、魚谷侑未、明石定家。

 

 

対局は4者の個性が強くぶつかり合う形となり、東1局には明石がこのテンパイ。

 

 

3枚目の白を引き入れ白・イーペーコー・ドラドラのテンパイを取れるが、下家の和久津が七万と役牌の南をポンしている。明石はここで場に出ていない東を止め、迂回を選択。

 

 

結果的にチャンカンでのアガリを逃す形にはなったが、終戦後「あそこはもう切らないと決めたんで、それだけです」と涼しいコメント。大きくマイナスした翌節で入った大物手ということもあり、相当な胆力を感じさせられた局面であった。
 
この局に限らず、積極的な仕掛けが目立ったのは和久津。同じく1回戦、東4局ではドラの東の後付けでカン五筒の仕掛けから発進。

 

 

手がぶつかり合うことの少ない公式ルールでは比較的ドラの後付けは成就しにくいが、それでも空振りのリスクを背負ってのチーだ。普段遠い仕掛けを多用する和久津だからこそ、「本物もあるぞ」と思わせる宣伝効果も見込んでの仕掛けのように見えた。ここから3つ仕掛けを入れた和久津は、見事東を引き当て2,000・3,900のアガリを決めた。

 

 

一方、普段通りの大きな手作りで得点を上乗せしたのはダンプ。2回戦東1局では親番でホンイツのテンパイを取らず、北のトイツ落とし!

 

 

チンイツへの移行が見事成就し12,000のアガリ。
このダンプの手作りに捕まったのが魚谷。

3回戦東3局、魚谷にタンピンドラドラのテンパイ。

 

 

和久津が3フーロ、ダンプも1つ仕掛けている。ここはテンパイ宣言に対応されてしまうデメリットよりも、アガった際の打点アップを重く見てリーチ。
しかしこれが大きな裏目に。ダンプは当たり牌の七索で一旦迂回。さらにその様子を見たこともあってか和久津は中を打ち出し、ダンプがポン。

 

 

こうなってはダンプも全面勝負。魚谷が九索を掴み、役役ホンイツ小三元の12,000の放銃に。

 

 

魚谷は「良いか悪いか微妙な選択になった局が全部ダメな方に出ているので、自分の麻雀がダメなんだなと反省しています」と振り返った。

1日を終えてのトータルポイントは以下の通り。

 

 

 

 

魚谷が▲81.9Pのマイナスで暫定最下位に。
インタビューでは「もちろん残留を目指しますが、自分の中ではある程度降級を覚悟して残り節を打とうかなと思っています。自分の麻雀のダメな部分を受け入れて打ちたいと思っているので、最後まで見守っていただけたらと思います。よろしくお願いします。」とコメントがあった。

次回A2リーグの放送は8/31(火)17時~。
対局者は藤島健二郎、山田浩之、石渡正志、仁平宣明。
解説は紺野真太郎が務めます。

次回も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)