プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第38期鳳凰戦B1Select後期第1節レポート

【第38期鳳凰戦B1リーグSelect 後期第1節 安村が卓内トップで4位発進】

2021年9月11日(土)、B1リーグ後期プロリーグが開幕。以下の16名が参戦する。

 

 

Select卓の対局者は
二階堂亜樹
増田隆一
鮎川卓
安村浩司

尚、今期は実況に仲田浩二を起用。この日の解説はHIRO柴田。

 

 

1回戦東1局。鮎川が一通確定のカン五筒テンパイ。ドラの白を切ってリーチに出るが

 

 

安村のホンイツに高めで12,000の放銃。東3局にも同じくピンフ高め一通のテンパイ打牌で安村に9,600放銃。鮎川の攻撃が空を切る。

オーラス。鮎川は亜樹の親リーチに粘り込み、ドラ五索六万のシャンポンテンパイ。

 

 

高めの五索で8,000は8,300(+1,000)をアガって箱下は回避するが、鮎川にとって苦しい幕開けとなった。
1回戦は安村トップ、浮きの2着に亜樹、増田、鮎川の並びで終了。

2回戦は接戦の中でリーチタンヤオツモドラの2,000・3,900を決めた増田がトップ。

 

 

オーラスにドラトイツの亜樹がタンヤオで仕掛け出し。増田のリーチを掻い潜って高めツモ。
2,000・3,900(+1,000)で浮きの2着。鮎川、安村の並びで2回戦が終了。

 

 

3回戦は全員テンパイしていたが、2フーロの安村を警戒し増田と亜樹がオリに回る。親番鮎川が勝負した西は安村のロン牌。白南トイトイの8,000を決めた安村が本日2勝目。

 

 

浮きの2着に亜樹、鮎川、増田の並びで3回戦が終了。

4回戦は2回戦以上の接戦でオーラスへ。増田が33,300持ちトップをきめ増田も本日2勝目。浮きの2着に安村、亜樹、鮎川の並びで終了。

 

 

卓内トップは安村。仕掛けた高打点が綺麗に決まり+49.9Pの好スタートを切った。「若い御三方が浮いてるので負けないようにしたい。下から上がって来た勢いのある人にくらいついて、腕を振って戦いたい(安村)」

亜樹は2連続浮き2着、4回戦ノートップながらラスもなく+22.9P。公式ルールのお手本のような成績を残した。
「30,000点付近に居る事は意識していました。かわし手も決まっていたし、良い所も悪い所もありましたがまとまって良かったです(亜樹)」

増田は勝負手が気持ち良く決まらない展開だったが、随所にアタリ牌単騎のヤミテンや、ビタ止めのオリも魅せて▲6.2P。「1回戦手牌は良いのに展開が自分に不利に働いていたので、苦戦の予感はしていました。マイナスを抑えられて内容的には満足していますが、もっと出来る事があったか見直してみます。(増田)」
鮎川は▲66.6Pで15位スタートとなってしまった。「西の放銃は行き過ぎてしまった。(トイトイより)ソウズのホンイツに見えていたが、ホンイツにしても止める牌だった。反省して地道に取り戻していきたい。(鮎川)」

 

 

首位発進は菊田政俊。東北天翔位を3期獲得。王位戦とマスターズ決勝に続けて進出し、特昇で優勝。B2ジャンプアップからB1に昇級。次回のSelect卓に出場するので是非注目して頂きたい。

次回B1リーグSelectは10/2(土)13:00開始
二階堂亜樹
藤原隆弘
ケネス徳田
菊田政俊

実況:仲田浩二
解説:和久津晶

(文:編集部)