プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第38期鳳凰戦A1リーグ第9節A卓レポート

黒沢咲、大幅プラスで決定戦進出へ大きく前進!A1リーグ第9節A卓レポート

9月14日(火)、A1リーグ第9節A卓が放送された。対局者は西川淳、瀬戸熊直樹、杉浦勘介、黒沢咲。

 

 

瀬戸熊・黒沢のMリーグ「チーム雷電」のチームメイト対決ということで注目の集まる一戦となった。
そんな中、1回戦は「今日は並々ならぬ決意で来た」という西川が、親番で連続の大物手を成就。

 

 

 

東場で5万点を超えるトップ目に立つも、立ちはだかったのは黒沢。

 

 

メンツ手も見える難しい手牌を七対子にまとめ上げ、西川から9,600の直撃!さらにオーラスには先制リーチの現物待ちでテンパイするも、トップを目指して追いかけリーチ!

 

 

これをハイテイでツモり、Mリーグでの華々しい活躍を彷彿とさせるトップを奪取した。
黒沢は続く2回戦でも南3局時点で4着目に沈んでいたが、オーラス親番の3,900オールで一発逆転のトップ浮上。

 

 

連続のトップを決めると、3・4回戦も2・3着でまとめ、65.5Pの大幅プラス。暫定首位に立ち、「来週の水曜日にまた対局なので、今日の麻雀を見返してこの感覚を忘れないように次回も大きなプラスを目指したいと思います。」と語った。

 

 

1日終了時点のトータルポイントは以下の通り。

 

 

 

杉浦・西川は降級圏を脱出したいところではあったが、今回は現状維持。
杉浦「下位の人がここ数節で花火が上がったみたいにプラスしているので、自分もそこに加わって面白くしていければなと思います。」

 

 

西川「今日は並々ならぬ気持ちで入ったんですけども、黒沢さんにねじ伏せられてしまって、次当たる時までに鍛え直したいと思います。」

 

 

瀬戸熊は大きなマイナスで一旦決定戦進出争いからは遠のく形となった。
「この状況で練習不足にはなっているんですが、今週は十段戦決勝もあるので試合を最高の練習と思って楽しむくらいで頑張ります。」

 

 

次週のA1リーグは9/21・22と連日の放送となります。是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)