プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第38期鳳凰戦A2リーグ第7節A卓レポート

ダンプ大橋、昇級争いに参戦!

10月5日、A2リーグ第7節A卓が放送された。
対局者はダンプ大橋、山田浩之、古橋崇志、白鳥翔。

 

 

対局開始時点のトータルポイントは画像の通り。

 

 

白鳥は引き続き昇級に向けてプラスを積み重ねたい。ダンプはここ数節の結果次第で目標が変わるという意味では重要な節。
山田・古橋の両名はまだ後半戦に入ったばかりとはいえ、降級ボーダーを意識してしまうような状況だ。

この日好調が目立ったのはダンプ。いつもの通り打点を強く意識した手組が奏功し、4回戦いずれも高打点のアガリを成就。

 

(1回戦東4局1本場、ツモタンヤオ三色の3,900オール)

 

(2回戦南1局、リーチ南ドラの5,200)

 

(3回戦南2局1本場、ダブ南ドラの1,300・2,600)

 

(4回戦東4局、リーチツモ三色ドラの2,000・3,900)

 

中でもダンプならではの手筋が光ったのは1回戦東4局。
親番、六万をツモってこの形。

 

 

メンゼンでも2,600~6,000オールが見え、ツモが順調でなくても鳴けばアガリのありそうな形ではある。しかしここでダンプが選んだのは…

 

 

1メンツ落としの打四筒!遠回りをしてでもトイトイ形の高打点一本に絞った一打だ。結果的には中をポンした後七万を連続で引き込み1,300オールと少々不満なアガリにはなったが、ダンプならではの高い手作りが見られた1局だった。

1日を終えてのトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

ダンプは卓内トップも
「昇級のチャンスではあるんですが、次に負けるとどこまでいくかわからないのが経験則としてあるので、気をつけて上に食い込めるように頑張りたいと思います」
と控えめなコメント。

 

2節連続でのマイナスとなってしまった白鳥は
「そんなに大きなマイナスではなかったので引きずらずに、引き続き昇級を目指していきたいと思います」
と前向きに話した。

 

降級圏からさらにマイナスとなってしまった山田は
「あと3、40Pは浮いて、残留することを目標にやっていきたいと思います。」
と具体的な目標を提示。

 

一旦降級圏から離れることに成功した古橋は
「プラスできたので一息はつけるんですけど、油断せず真ん中くらいの順位につけるように頑張ります。」
とホッとした様子を見せた。

 

次回A2リーグの放送は10/12(火)17時~。
対局者は藤島健二郎、和久津晶、麓征生、高橋良介。
解説は紺野真太郎が務めます。次回も是非お楽しみに!

(文:浜野太陽)