プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第38期鳳凰戦A1リーグ第12節A卓レポート

【杉浦がトータル7位浮上 古川もプラスで首位キープ】

 

 

本日の対局者は
1位 古川孝次
8位 沢崎誠
9位 杉浦勘介
12位 吉田直

 

 

1回戦南3局2本場。古川が五索八索のリーチ。

 

 

これを受けて対応型の理想とも言える打ち筋を見せたのは杉浦。1シャンテンだが場に1枚切れの中トイツ落としで迂回すると

 

 

五索八索六索で追いつく。さらにイーペーコーに振り変わったタイミングで追っかけリーチ。リーチタンヤオピンフツモイーペーコーの2,200・4,200(+2,000)のアガリ。杉浦が1回戦トップを取った。

2回戦も杉浦が好調。5,800をアガった後の東1局1本場。古川がカン八筒チー、中ポンでホンイツの仕掛け、すでに染め色のピンズが余っている。

 

 

そこに親番の杉浦がリーチを被せて来た。高めチャンタで待ちは一筒四筒。古川と真っ向勝負の構え。

 

 

沢崎は白をポンしてトイトイの1シャンテン。杉浦から四万が打たれるが、手に浮いている東は古川、杉浦どちらにも危険牌。今通った四万と1枚切れの発。手牌に共通安牌が5枚あったが

 

 

ビシッと東を勝負。白発トイトイ、2,100・4,100(+1,000)をアガリ切る。
迎えた親番でもリーチ三色の7,700(+1,000)をアガった沢崎。しかしその後の展開は沢崎に厳しかった。まずは古川からダブルリーチが入り5,200は5,500を放銃。そこからは杉浦と古川の高打点が決まり始める。

南3局2本場。沢崎は三万をポンして五万七万待ち。白ホンイツトイトイツモリ三暗刻のテンパイを果たすが

 

 

切られた五万は杉浦のアガリ優先。2回戦はトップに古川、プラスの2着に杉浦。沢崎は3着となった。

3回戦は南3局にチンイツリンシャンツモを決めた杉浦が本日2勝目。

 

 

この日一番の苦戦を強いられていたのは吉田。勝負形を作って納得行くリーチを打っても悉く空振り、放銃に回らされてしまう。勝負手が初めて実ったのは最終4回戦だった。

 

 

白南チャンタドラ3、12,000(+1,000)のアガリ。

 

 

東4局にはリーチドラドラ、5,200(+1,000)のアガリで加点。
4回戦は吉田がトップを取った。

 

 

卓内トップは杉浦。トータル7位まで順位を上げ、ここ3節の連続プラス。
古川は驚異の6節連続プラスで首位をキープしたまま残り2節となった。

 

 

次回A1リーグ第12節B卓は
2021/11/3(水) 17:00

藤崎智
瀬戸熊直樹
近藤久春
紺野真太郎

解説 佐々木寿人

(文:編集部)