麻雀日本シリーズ レポート

女流プロ麻雀日本シリーズ2021プレーオフレポート

【決勝進出者が決定!女流プロ麻雀日本シリーズ2021プレーオフ】

3月14日、OPENREC日本プロ麻雀連盟チャンネルにて女流プロ麻雀日本シリーズ2021プレーオフが放送され、決勝進出の4名が確定した。

 

 

プレーオフに進出した8名による4回戦の様子をそれぞれ紹介したい。

【プレーオフ1回戦】:佐月麻理子・黒沢咲・二階堂亜樹・山脇千文美

佐月は暫定首位で余裕がある状況。黒沢・亜樹はボーダー付近でポイントを伸ばしたいところ。山脇はボーダーまで90Pほど差があるため連勝条件か。
戦いが始まって目立ったのはやはりトップが必須とも言える状況の山脇。七対子ドラ4や、リーチ發メンホン一通といった大物手を見せるが…

 

 

いずれも不発。一方鋭く切り込んだ亜樹が放銃を回避しつつ勝負所でアガリを決めると、オーラス時点では5万点超えのトップ目に。置いていかれた黒沢だったが…

 

 

オーラス親番でペンチャンを一発でツモっての6,000オール!ボーダー争いがより白熱する展開となった。

亜樹+30.7P 黒沢+17.7P 山脇▲11.2P 佐月▲37.2P

【プレーオフ2回戦】:高宮まり・川原舞子・日向藍子・りんのなお

先ほどの戦いで上がったボーダーを追いかける日向・りんのは、最低1回はトップが必要なところ。一方ポイントをキープすれば通過の高宮・川原がどうかわしていくかという戦い。
普段は強い押しが特徴の高宮が、イーペーコー出来合いのピンフテンパイをヤミテンに構えるなど、条件戦ならではの守備的な一面を見せる。

 

 

川原も守備的な進行を見せ、ジリジリと得点を減らすものの親番を迎えると…

 

 

ドラ3の大物手を実らせ、一気に復活。オーラスも役なしのテンパイをしっかりとリーチ。日向の猛攻を退け、トップでさらなるリードを獲得する結果に。

 

 

川原+28.4P 高宮+6.2P りんの▲5.7P 日向▲28.9P

【プレーオフ3回戦】:黒沢咲・二階堂亜樹・川原舞子・山脇千文美

亜樹・黒沢にとっては最終戦。両者で着順が上の選手が暫定4位の椅子をゲットするという戦いだ。まず飛び出したのは亜樹。いきなり6,000オールをツモったかと思えば、1本場はダブルリーチ!

 

 

これもツモって4,100オール。いきなりの大爆発で川原に並ぶも、当然黙っていないのは黒沢。

 

 

既視感のある一通の一発ツモですぐに追いかけ、2万点差まで追い上げるも…逆転は叶わず。亜樹が実質的に決勝の椅子を獲得する結果となった。

亜樹+49.0P 川原▲2.0P 黒沢▲17.9P 山脇▲29.1P

【プレーオフ4回戦】:高宮まり・佐月麻理子・りんのなお・日向藍子

プレーオフ最終戦となる4回戦は、高宮・佐月は箱下3万点ほどのラスでなければ決勝進出。対して日向・りんのは13万点ほどのトップで決勝進出という過酷な条件戦に。
東3局、メンホン七対子ドラ単騎のリーチを入れた日向だったが、ドラ暗刻の高宮へ8,000の放銃。

 

 

これまでの好調・不調を象徴するような展開となり、攻め続けた高宮が最後もアガリ切って首位通過を決めた。

高宮+35.7P りんの+0.9P 佐月▲12.0P 日向▲24.6P

この結果をもって、決勝進出者は高宮・川原・亜樹・佐月の4名に確定となった。

 

 

決勝戦は半荘4回戦で争われ、今年の優勝者を決する。放送は3月27日(土)14時~。是非ご視聴ください。

(文・浜野太陽)