麻雀日本シリーズ レポート

女流プロ麻雀日本シリーズ2022プレーオフ第1節レポート

逢川が決勝進出を決める!

3月11日(金)、女流プロ麻雀日本シリーズ2022プレーオフ第1節が放送された。
前回までは予選各自7戦を終えて1位の魚谷が決勝進出決定、下位3名が敗退。プレーオフでは以下のシステムとなっている。
①12人でPO各自1回戦、計3回戦を行い上位1名が決勝進出、下位3名が敗退
②8人でPO各自1回戦、計2回戦を行い上位1名が決勝進出、下位3名が敗退
③4人でPO各自1回戦、計1回戦を行い上位1名が決勝進出
④決勝はポイントをリセットし4回戦

PO1回戦
和久津晶vs岡田紗佳vs川原舞子vs東城りお

 

1回戦はジャンプアップで決勝進出を目指す岡田と、後のない東城のデッドヒートに。
東1局、岡田がドラポンの8,000をアガるも…

 

 

東2局、東城が岡田から高目をうち取り8,000の直撃。

 

 

さらに東城が親番でタンヤオツモリャンペーコーの4,000オールで5万点超えのトップ目に。

 

 

突き放した東城であったが、すぐに岡田がリーチツモピンフイーペーコー裏裏の3,000・6,000、

 

 

南2局でもリーチツモダブ南三色の3,000・6,000で3万点差を逆転!

 

 

僅差につけますが、岡田の親番でリーチツモイーペーコーの1,000・2,000をアガッた東城がトップをもぎ取り、決勝進出に向け可能性を繋ぐ結果となった。

 

 

東城 +31.9P
岡田 +21.1P
和久津 ▲7.0P
川原 ▲46.0P

 

PO2回戦
日向藍子vs仲田加南vs黒沢咲vs宮内こずえ

 

ここで決勝進出を決めたい日向が東2局、白暗刻の先制リーチ。
親の仲田がドラを重ねて追いかけますが、日向が4枚目の白を引いて暗カンの選択。解説の藤崎は「トップが必須ではないのでツモ切りもある」と話す難しい場面であったが、ここは強気な選択が奏功。リンシャンでツモって2,000・4,000のアガリ。

 

 

さらに南3局2本場という勝負どころで5,200のアガリを決めトップ目に。

 

 

オーラス、決勝進出のためトップを狙った宮内が黒沢を見逃し。九筒ツモで打点を上げて待ち変えをするも、ここは流局。

 

 

日向 +26.0P
宮内 +12.2P
仲田 ▲12.2P
黒沢 ▲26.0P

 

PO3回戦
逢川恵夢vs二階堂瑠美vs二階堂亜樹vs佐月麻理子

 

2回戦で日向がトップを取ったことにより、逢川がここで決勝進出を決めるためには41,100点以上のトップが必要に。
東1局、佐月が三万単騎の七対子ドラドラを即リーチの選択。真っ直ぐ攻めた瑠美から一発で12,000のアガリに。

 

 

続いて東2局、瑠美が中単騎の七対子をリーチ。逢川から一発で6,400のアガリ。条件戦らしい派手な出だしでスタート。

 

 

一旦平たい点数状況になるも、南2局、逢川が全員テンパイを制して高目のツモ。裏ドラ1枚で2,000・4,000。

 

 

これでオーラス、逢川は満貫以上のアガリで決勝進出が確定に。しかし2着の瑠美とは100点差、親の佐月も強気な攻めが予想される局面。
タンヤオピンフ高目三色をテンパイし少考。ヤミテンもよぎったが、ここはリーチの選択!

 

 

佐月・瑠美もテンパイを入れて対抗するも、ここは瑠美が六万で12,000の放銃に。

逢川 +30.2P
佐月 +5.1P
亜樹 ▲11.6P
瑠美 ▲23.7P

 

 

この結果から、本日決勝通過を決めたのは逢川。
黒沢・東城・川原はここで敗退となった。

次回、プレーオフ4回戦対局者は
岡田(+63.6P)
仲田(+40.1P)
亜樹(+15.7P)
佐月(▲6.9P)

プレーオフ5回戦対局者は
日向(+97.9P)
和久津(+52.5P)
瑠美(+32.8P)
宮内(▲4.4P)

ここで上位1名が決勝進出、下位3名が敗退。
残った4名で最終戦を行い、上位1名が決勝進出となる。

プレーオフ第2節は3/27(日)13時〜。
実況は梅中悠介、解説は藤崎智・白鳥翔。次回も是非お楽しみに!

(文:浜野太陽)