女流プロリーグ(女流桜花) レポート

第18期女流桜花Aリーグ第7節A卓レポート

【第18期女流桜花 Aリーグ第7節A卓 菅原が暫定首位・高宮は2位に浮上】

 

 

第7節A卓対局者は
1位 菅原千瑛
3位 高宮まり
8位 古谷知美
13位 北條恵美
16位 井上絵美子

今日の対局から最終節となるため、女流桜花のシステムを簡潔に説明しておく

【第7節終了時】
◆8位までがプレイオフ進出
◆13位は入れ替え戦2日目へ
◆14位〜17位が降級

首位の菅原はポイントにかなり余裕がある。プレイオフを含めてあと2節で3位以内に入れば決定進出なので、子への放銃も勝ちに近づくような状況。

3位の高宮は第5節・6節で大きくポイントを伸ばしている。今日もプラスしてなるべく良い位置でプレイオフを迎えたい。

古谷は現状プレイオフ進出ラインの8位。ちょっとのプラスでは後続卓のターゲットに、マイナスすると残留ターゲットになるような難しい位置である。

入れ替え戦ポジションの北條は何としてもプラスが欲しい。基本は結果待ちとなるが、なるべく後続卓にプレッシャーを与えたい。

井上はとにかく大きなプラス、さらに北條を交わすのも必須条件となりそうだ。5回戦の抜け番なのもあり厳しい条件だが、諦めずに狙って行きたい。

 

 

解説 長村大
実況 部谷幸則

1回戦東4局3本場。ドラ2の井上が二索五索リーチ。

同じくドラ2の古谷のテンパイ打牌が五索となり満貫のアガリ。

オーラスには1人浮きとなるアガリを決めて1回戦トップを取る。

 

 

2回戦から今期絶好調の菅原が参戦。南3局の親番に白チャンタドラ2の11,600を北條からロン。

菅原のトータルスコアは200Pの大台間近に。決定戦への足場を固めて行く。

 

 

3回戦は高宮の半荘。
まずは井上から白ホンイツの7,700。
白東ホンイツトイトイで跳満ツモ。
リーチの現物四筒待ちヤミテンでタンピンリャンペーコーを北條から。
迎えた親番では高宮を止める意味も込めてリーチをかけた菅原から12,000の直撃を決め、68,300点持ちの1人浮きトップを取る。

 

 

4回戦東1局。高宮が先制リーチを打ち、高めの四索ツモで跳満と幸先良いスタート。
(ちなみに七索ツモだと700・1,300)

3回戦途中から誰も止められないほど卓を支配していた高宮は是非とも連勝を狙って行きたかったが、この後に菅原に5,800は6,400と井上に7,700と放銃に回り、勢いがピタリと止まってしまった。

 

 

オーラスは井上が今期最後の親番で渾身の4,000オール。

井上は本日+57.7P浮いたものの、トータルは▲94.7P。6節終了後のインタビューで自ら立てた目標までは届かず今期の対局を終えた。

 

 

古谷は3戦で▲43.2P。これ以上のマイナスは危険地域であったが、東1局にリーチを打ってドラの九万ツモ。

しかし古谷は東4局に北條(親)のヤミテン、三色ドラの7,700に捕まってしまい

 

 

その北條が南2局にメンゼンチンイツの三倍満ツモ!
オーラス親番の北條は叩けるだけ叩きたい所だったが、1本場に菅原にチンイツを放銃してしまい、暫定16位で終了。

 

 

 

この結果により、菅原・高宮のプレイオフ進出はほぼ確定。
古谷はとりあえず残留圏で対局を終えたが、今後対局者のターゲットとなる位置。
井上・北條は残念ながら降級圏内で別卓の結果待ちとなる。

 

 

女流桜花Aリーグ第7節B卓は
2023/09/25(月) 16:00

二階堂瑠美
廣岡璃奈
伊達朱里紗
仲田加南

解説 柴田吉和
実況 阿久津翔太

(文・吾妻さおり)