女流プロリーグ(女流桜花) レポート

第18期女流桜花Aリーグ第7節C卓レポート

第7節C卓に出場した選手は

 

 

吾妻さおり・鈴木彩夏・川原舞子・斉藤理絵の4名。

 

 

降級を意識せず打てるポジションの吾妻・鈴木は、その有利な状況を生かしてどこまでスコアを伸ばせるか。

 

 

川原は26.2ポイント上の廣岡をかわして入れ替え戦を回避して残留を確保できるか。

 

 

斉藤は90近く浮いて先に最終節を消化している瑠美をかわし、かつ卓内の川原よりも上にいくことが残留の可能性を残す最低条件という現実的にはかなり苦しい状況なら立たされていました。

 

 

ポイントを持っている側が有利に戦いを進められるのがリーグ戦の終盤で、1つも落とせない斉藤は1回戦でラスを引いてしまい実質脱落。
1、2回戦を終えて大きなマイナスを背負わさていた川原は、迎えた3回戦オーラスの親番。
トップ目ながら入れ替え戦圏内を抜けて残留を狙うため、大きなトップを目指してリーチを打つもこれが最悪の結果を生んでしまいました。

 

 

ラス目の鈴木へリーチ棒込みの満貫放銃は、ピンポイントでトップからラスへと転落する悲劇。

この一撃がトドメとなり、大敗を喫した川原は残留の目がほぼ消えるトータル16位まで転落となりました。

 

 

順調にスコアを伸ばしていた吾妻は4回戦も東1局から4,000オールが決まり、上位でのプレーオフが見えてくるも

 

 

腕を振って攻めれるポイント状況になっていた鈴木が反撃開始。
吾妻からリーチ・タンヤオ・三色・ドラの直撃を皮切りに

 

 

親番で怒涛の高打点ラッシュ。
発ホンイツの7,700は8,000のアガリから

 

 

チャンタ三色で12,600

 

 

さらに連荘は止まらず、ダブ東白の7,700は8,600と全方向からの出アガリ。
全員を薙ぎ倒し、4回戦大トップを奪って卓内トップ。
トータルでも吾妻をかわして4位まで浮上しました。

 

 

<第7節C卓結果>
鈴木+46.4P 吾妻+42.1P 斉藤▲6.4P 川原▲82.1P

(文:越野智紀)