女流プロリーグ(女流桜花) レポート

第18期女流桜花プレーオフA卓レポート

プレーオフA卓に出場した選手は

 

 

魚谷侑未・仲田加南・吾妻さおり・二階堂亜樹の女流桜花連覇経験者の4名。

 

 

3つしかない決定戦の席を、先にプレーオフを消化するA卓から奪うためには、この卓内で一番上にいることが重要です。
開始前のポイントでは上にいた魚谷でしたが、同卓者の3人から狙われるとあっては、簡単に逃げ切れるものではありません。

 

 

まず、魚谷追走の一番手となったのが8、9期連覇の吾妻。

 

 

南場の親で4,000オールをアガってトップ目に立つと、ホンイツの仕掛けも決まって1回戦の段階でトータルでも魚谷を逆転しました。

 

 

厳しい戦いになるのは重々承知していた魚谷でしたが、2回戦ではダブルリーチ七対子ドラ2の北単騎待ちという、神からのギフトが舞い降りて再逆転に成功。

 

 

3回戦では吾妻を抑え込みながら、浮きの2着となるダブ南ホンイツのアガリを決め、下と40ポイント以上離して決定戦進出を手中に収めた

 

 

…はずだったのだが、4回戦から始まった仲田の猛攻。

 

 

12,000と4,000オールのアガリで、40ポイント以上あった差がみるみると無くなり

 

 

オーラスの段階では、魚谷とのトップラスを作った仲田が僅かながらも逆転に成功。

 

 

麻雀の怖さを目の当たりにした魚谷でしたが、最後は自力で差し返し、逆転につぐ逆転となったプレーオフA卓の卓内トータル首位を守りました。

 

 

<プレーオフA卓結果>
仲田+20.0P 魚谷+10.0P 亜樹▲12.5P 吾妻▲17.5P

(文:越野智紀)