女流プロリーグ(女流桜花) レポート

女流プロリーグ(女流桜花) レポート/第10期女流桜花第4節レポート 内田 美乃里

第10期女流桜花第4節B卓の自戦記の担当をさせて頂く内田美乃里です。
よろしくお願いします。
昨年までは同じ日程で会場に集まり予戦を行っていた。
多少の緊張をしつつも隅の方でひっそり?と打っている感じが気持ちの上では今から思えば楽だった。
けれど今期からは、女流Aリーグ全対局が配信されることとなり、人様の目に触れることになってしまった。
いや、機会が与えられた。
会場に足を運んで観戦していた時期を思えば、全A1・A2リーグやタイトル戦を自宅にて勉強させて頂けることがとてもありがたく楽しみなのだから。
女流桜花も含め、全てをタイムシフト観戦するためここ数年ハマっていた韓流ドラマもあまり観なくなった。
反面、自分の対局に関しては、拙い麻雀が毎回恥ずかしく今後の課題が山積みというのが現状です。
今回の対戦者は平岡・黒沢・和久津(敬称略とさせていただきます。)
迎えた4節、私のテーマは「ひよらずに闘う」
1回戦南2局、親の平岡からダブリーが入る。
二万三万四万五索六索七索三筒四筒五筒七筒八筒白白  ダブルリーチ  ドラ七筒
前局平岡から3,900を出アガったことと、なんとか動けそうに感じた手牌をもらえたので腹を括って一打目から押す。
一万一万一万三万四万五万一筒一筒西西  ポン南南南
しかしここは平岡が和久津から九筒の出アガリ。
初戦は黒沢がトップ。私は小さいラスだった。
2回戦 東4局に黒沢が親の平岡からリーチ・小三元・ドラの跳満をアガる。
四万五万六万六索七索八索白白発発発中中  リーチ  ロン中  ドラ八索
続く南1の黒沢の親番にツモ・チャンタ・イーペーコー・ドラ。
一万二万三万七万八万九万一索一索二索二索三索北北  ツモ三索  ドラ八万
これをアガった私が、トップ目でオーラス平岡の親番。
29,700点の和久津に黒沢と私が浮いているため、平岡が16,300点のラスだったがそこから5本場まで積まれてしまう。
今日の平岡は親番がとても強い。
6本場でツモあがった私が何とかトップを拾った。
一万二万三万二索二索六索七索一筒一筒一筒六筒七筒八筒  リーチ  ツモ五索  ドラ一万
3回戦は東家スタートの和久津が終始場をリードしトップ。
私はラス。
この3回戦東3局東家の場面で悔いが残る打牌選択をした。
八万九万一索三索五索六索七索四筒五筒六筒八筒八筒南南
ドラの八筒を重ねたとき、すっと手が生牌のトイツ南に掛かった、にもかかわらず思いとどまって八万九万を落としてしまった。
メンツ選択自体は考えても間違うことが多々あることで気にしないが私が、やっちゃったなと感じるのは、自然な動きや感覚に蓋をすること。
少ないチャンスの足掛かりを自ら外してしまうことになるから。
結果は裏目の七万引き。
3回戦を終えた時点で
平岡+13.5P 和久津+0.8P 黒沢▲0.8P 内田▲12.5P ほぼ平たい。
最終戦は・・と気を引き締めて望んだ東1局。
七筒八筒北北北白白  暗カン牌の背東東牌の背  チー七万 左向き八万 上向き九万 上向き  ドラ九万
この本手が交わされてから何も出来ずに終わってしまった。
二万三万四万五万六万六万七万七万八万五索五索四筒五筒  ツモ六筒 
4節が終了。3ラス・1トップで▲34.2P。
約+92ポイントの位置から、プレーオフを見据え私にとって大事な一戦だった。
この数字は痛いし大きなビハインドとなってしまった。しかし、内容を見返したら当然の結果だと受け止めた。
あと2節(+1)修正と調整をして次回も自分なりのテーマを持って対局に臨もうと思う。