女流プロリーグ(女流桜花) レポート

女流プロリーグ(女流桜花) レポート/第10期女流桜花第5節レポート 内田 美乃里

第4節に続き第5節自戦記を担当します、内田です。よろしくお願いします。
今回の対戦者は宮内プロ・中川プロ・魚谷プロ
(以下敬称略)
1回戦東家スタートの私の配牌は
一万一万一万三万五万二索二索一筒三筒三筒三筒四筒東発  ドラ七万
6巡目にはテンパイし7巡目にはツモ六万・打三万でこうなっていた。
一万一万一万四万五万六万二索二索三筒三筒三筒四筒五筒
四筒五筒の重なりかドラの七万を持ってきてのリーチを考えていた。ツモに素直にテンパイ即リーチを打つ手もあると思う。
9巡目に魚谷の本手リーチを受けた
四万四万五万六万七万三索三索三索五索六索七索五筒六筒  リーチ  ドラ七万
そのあとがいただけない。
1巡ヤミテン押しして追い掛けリーチを打ったのだ。
たまたま三筒を魚谷からすぐに捉えたものの、追い掛けるなら即リーチを打たなければいけない。
自身の姿勢にスッキリしないまま1本場。
配牌 
三万七万一索二索六索六索七索一筒五筒南西白発中  ドラ発
9巡目には
三万四万七万七万七万二索二索六索七索五筒六筒六筒発  ツモ五筒
この時点で発を打たないにしても、場に安いソウズを残さず六索に手を掛け次巡七筒を引き打七索その後八索を引きテンパイ逃し。
テンパイで発を切ってリーチをするつもりでいたのだから、ダブルの受け入れを期待せず五筒をツモ切り、もしくは迷うくらいなら五筒をツモったときに最初から発を打つべきだった。
後ろ向きで発が打てなかったこと、手組の悪さからリズムを掴めず親番を落としたことですごくモヤモヤしてしまった。
家に帰ってからでいいのに。
この2局の入り方で結果が良くなるはずがない。
解説でも「開局はリズムを掴む局」と話されていた。
改めてそうだなぁと実感した。
それに対し、魚谷は隙のない打ち回しで東場の親番で大きく加点。
子方でも親番宮内の
六万七万八万三索四索四索五索五索六索六索六索六筒七筒  リーチ  ドラ一筒
中川の
一万二万七万八万九万一筒二筒三筒七筒八筒九筒白白 
これに対し、早い段階で仕掛けを入れており、リーチに対してもしっかりと押し切った。
その後の子方でも跳満をツモアガリ大きなトップを取る。
2着は宮内。私は箱ラス寸前だった。
2回戦はリーチピンフドラ1をツモアガった私がその後チマチマと面前の小さいアガリを重ね、南場の親番でリーチに競り勝ち7,700をアガリトップ。
2着は魚谷。
3回戦、親番で5,200放銃からほぼ地蔵のまま、またもやラス。
早くて打点のある手を次々とツモアガる魚谷と宮内がワン・ツー。
あっぱれだった。トータル▲30超え。
4回戦 東1局 東家 中川 
私は6巡目にテンパイ
二万三万四万六万七万七万七万八万一筒二筒三筒七筒七筒  ドラ二筒
この変化待ち。しかし良い手替わりがないまま他者の手はこうなっていた。
9巡目に宮内が跳満のヤミテン。
二万四万二索三索四索四索五索六索二筒二筒二筒三筒四筒
同巡、白を仕掛けた魚谷がホンイツのテンパイ。
三筒四筒六筒七筒八筒南南西西西  ポン白白白
親の中川が13巡目テンパイでヤミテンに構える。
五万六万七万五索六索六索七索七索五筒五筒五筒六筒七筒
次巡八筒を持ってきたが打六索とする。八筒を押していれば宮内から五索を討ち取っていた。
二万三万三万四万四万七万七万七万一筒二筒三筒七筒七筒  ツモ五万
結果は私が終局間際にこのアガリとなった。
中川が押し切っていたら結果は大きく違っていたかもしれないが、私がトップとなり、道中アガリを重ねた中川がオーラスにも加点し大きな2着で終了した。
今回▲11.6Pでトータルポイント+46.3P
現時点で私の上にはすでに約110ポイントから150ポイントプラスしている人が5人もいる。
少しばかりのポイントを持ったままプレーオフに残るだけでは意味がない。
わずかな可能性かもしれないが、目標は決勝卓の席、結果はどうあれ闘う姿勢だけは持って最終節に臨みたい。