女流プロリーグ(女流桜花) レポート

第10期女流桜花第6節レポート 小宮山 一美

第10期女流桜花第6節は、現女流桜花吾妻さんとプレーオフ組以外は最終節となります。
まあ良い天気♪

今期のスタートは春なのに何故か雪で始まり、とにかく悪天候に見舞われまくり。前節は台風でしたっけね。
この日の私はこの済んだ空と同じように、深い霧の森に迷い込んだが、やっと抜け出したみたいに体調も良く、心も澄み渡り残留目指して闘いきるには最高な状態に仕上がったように思いました。
しかし負債は大き過ぎ、結果は届かず降級となりましたが、この半年の闘いは私の血となり肉、いえ・・筋肉になったと思うことが出来ました(笑 勝負の始まりは気合いが肝心だ! 闘士の炎を燃やし睨み合う・・いや和やかに笑い合ってたか(笑

1回戦 黒沢、小宮山、留美、内田

起家・黒沢
今日の私にこんなテンパイはいらないとばかりに、理想を追った納得いく形でリーチと出たい15巡目。

六万六万七万八万八万八万六索七索七索八索六筒七筒八筒  ツモ九万

テンパイ取らずで打九万。その後は残念だがツモが利かず 全員ノーテン。

東2局1本場 親の私 12巡目にこの形。

四索五索三筒四筒四筒五筒六筒八筒北北  ポン白白白  ツモ北  ドラ三筒

ここで打五索とした。
黒沢さんと私はこの日ほぼ同条件。最低でも70ポイント程増やさなければならず、多分似た気持ちを持って臨んだと思います。
下家の瑠美は10巡目、

四索六索七索八索九索三筒四筒五筒六筒七筒七筒八筒八筒

ここにツモ六筒四索、次巡ツモ七索九索その後三索をツモ切り場合によてはお互いアガりもあった。

六索七索八索二筒三筒四筒五筒六筒六筒七筒七筒八筒八筒

このように変化した後、私の手牌も進み、入り方によっては八筒が出るが最終的には、

三筒三筒四筒四筒五筒五筒六筒八筒北北北  ポン白白白

こうなり打北で免れた。その17巡目、今度は瑠美が七筒を3枚にして少し考え打八筒ですり抜けた。
こうして軽いミスやアガリ逃しがあると、彼方此方から危険が襲い掛かるものだから、こんな時にリーチを打つと痛い目に遭うんだよね?((((;゚Д゚)))))))
二筒五筒八筒マチになったところでリーチ宣言しないさすが瑠美! 私ならリーチで放銃してたな。

瑠美ちゃんは 沢山ポイントを持っていたので、他の3人よりは的を絞るような必要はなく 少しやり難かったと思います。

東2局2本場 5巡目

五万五万五万七万七万七万七万九万四索二筒二筒三筒四筒

ここに三索を引き、内田が七万を暗カン 嶺上牌が二索で即リーチ 。

五万五万五万二索三索四索二筒二筒三筒四筒  暗カン牌の背七万 上向き七万 上向き牌の背

この日は内田も沢山点棒を集めたい日であった。プレーオフに行くには、このポイントでは怠い戦いになるからだ。
空振りの1人テンパイで終了するが、この時なんとなく違和感を感じて帰ってからじっくり見ると、この巡目に嶺上から引いた牌でテンパイすれば、威勢良くリーチしたくなるよな?とも思った。
ここでリーチをしないと三筒を引いての一筒四筒マチや、3巡後のツモが四万で待ちを三万四万六万にすると六万でアガリがあったが・・ 麻雀ってホント難しいですね。

オーラス
黒沢48,600 小宮山33,400 留美14,900 内田23,100

黒沢 5巡目

三万三万六万八万八万三索四索五索一筒二筒三筒四筒五筒  ドラ四筒

ツモ四万三筒がもうなかったので打一筒
7巡目に五万をツモり、三万八万のシャンポン待ち。四万は残り1枚。
次巡一万を引き入れカン二万に待ちが変わった後に、私の手牌でぷらぷらしていた二万が命中! 痛かった(>_<) 黒沢1人浮きのトップ! 2回戦はトップを頂きましたが、黒沢も痛い放銃があったものの見事にプラスに持って来た。 3回戦 南1局 ドラ西

親・小宮山21,100(+18.0) 黒沢41,000 (+40.2) 留美27,900 (▲38.2) 内田30,000 (▲20.0)
※()内本日total

三色ツモりたいな、点棒がいっぱい欲しい? そんな思いを胸に秘めながらツモ山に手を伸ばす。
9巡目

七万八万八万四索五索六索六索七索六筒七筒八筒東東  ツモ九万

とりあえずテンパイ取る? いや・・自力東引きに耐えられぬ。東出たらポンテン!
親番は誰にも渡したくないからねぇ・・ と言うことで、九万ツモ切り10巡目ツモ八索 八万を河に置いてリーチとした。
勝負ーーーっ!!六万ツモるぞーっ!!

が・・しかし・・・ 2巡で六万が全て河に出きる 瞬殺!! 六万が楽しそうに泳いでいるように見えました。
そしてその後は 東八万の順で 私のもとにやって来た そして私の最後のツモは九万でした (^^;;六万以外全部私のモノ。

4回戦も頑張りトップではありましたが、最後の親番が終わり、役満条件に。オーラスの配牌は 皮肉にもタンピン系の好配牌 ハネマンなら狙えるのにね? ε-(´∀`; )
一方黒沢は、跳ツモ条件だったようでしかも狙える配牌で・・ 最後まで一つ一つ丁寧に捨て牌を選んでいましたが、途中ラス親の美乃里ちゃんのチーで、下家の私のもとに黒沢さんの欲しそうな牌がポンポンッと飛び込んで来ました。
残り1枚のツモに賭けて、ドラの発を切りホンイツリーチと出ましたが、どちらの待ちに受けても皆の手の中で守られていました。

女流リーグで打っていて、ずっと思っていることは、勝ちたい、負けたくない、そんな熱いハートをもの凄く感じます。
私は少しだけ足りないと思います。情熱が色褪せてしまったわけではありませんが、フレッシュさが足りないのだと感じます。
47歳更年期!?ですし、この世界に入り、気付けばもう四半世紀を越えていました(笑 もちろん勉強も負けぬようにもっとしなければと思います)

このタイトル戦が誕生した時、女流だけでリーグ戦が出来るなんて夢のようなお話しで、とても嬉しかったのを思い出します。
そして10年Aリーガーとして頑張りましたが、準決勝進出はだった一度だけでした。

来期はBリーグ、もっともっと若くて希望に満ち溢れた人達が沢山居ますが、私もこの第10期の敗戦手前からの気持ちを忘れずに、そしてうまくその気持ちを出せるよう、日々精進して参ります。
涙を拭いて1発昇級狙います ヾ(@⌒ー⌒@)ノ