女流プロリーグ(女流桜花) レポート

第10期女流桜花第6節レポート 斎藤 理絵

対局日10月28日

第10期女流桜花もついに最終節。
5卓のうち3卓が終了し、各選手のトータル成績が20名中12名出揃った状況でこの日を迎えました。
それを踏まえて、あれこれ作戦を考えてみましたが、最終的には「みんな強いからなぁ」で終わり(笑)

そんな今回の対戦者と、これまでのポイントは、

第2、3期女流桜花の二階堂亜樹プロ +79.6(6位)

第4期女流桜花の仲田加南プロ▲1.0(9位)

第5期女流桜花の清水香織プロ▲7.5(10位)

なんと、歴代女流桜花様が大集結!
そして全員がプレーオフの可能性がある位置です。

ちなみに私の成績は、+137.7(2位)と好位置!
出来れば、プレーオフに奇数卓で残る可能性を上げる為、首位の宮内プロとの約20ポイント差を捲りたいと思いつつも、調子に乗ればポイントが0になってもおかしくないメンバー。
ドキドキしながらいざ対局開始です!

(以下、敬称略)

1回戦(起家から亜樹、斉藤、清水、仲田)

東1局1本場は、私のリーチのみ1,600点のアガリからスタート。
打点はありませんが、開局にアガれたので幸先の良いスタートと感じました。

東2局で1,300・2,600をアガった亜樹が一歩リードで南場へ。

南2局2本場供託2本
親で5巡目にこの選択。

一万二万二万二万三万四万五万六万二筒三筒四筒五筒七筒九筒  ドラ一万

六筒八筒も1枚切れ。五筒を切ってのリーチも考えましたが、供託2本分の空振りが続いたので、巡目も早いしヤミテンでアガれる形にしたいと考え、打九筒
それからこういう時って八筒より六筒でアガれたりするんだよね。という自分あるあるに基づいて(笑)

その後、三万を持ってきて、タンヤオに…

と思ったのですが
清水から役牌の仕掛けが入り、ドラの一万を鳴かれる可能性が出てきた為、それなら三万を切ってリーチに行こうと決断して、うまくツモアガることに成功しました。

2回戦

オーラスで、トップになれる手が出来て、危険牌を押して7,700放銃の3位。

ここでトップが取れたら首位への近道になるかもしれない。という誘惑と焦り。
冷静さに欠ける一打となってしまいました。

3回戦

ここまで不調の清水が、親番で4本場まで連荘!
終わらなそうな清水の連荘を危険牌を押して止めたのは仲田。

次局は仲田が来るんじゃないかと予想したら亜樹が6,000オールで一捲りです!
すごい戦いになってきました。

3回戦が終って、亜樹と私は、約5万点トップで首位になれる位置。
仲田は降級の心配はほぼないので、プレーオフに向けて出来るだけ加点したい位置。

清水は、▲26以上すると、最終卓の降級ボーダーに点数を合わせられる位置。

という状況になりました。

運命の4回戦目の結果は、仲田が6万点超えの大フィーバー!
清水もきっちりプラスで終わりました。

亜樹と私は、プレーオフ進出に向けては、手痛いマイナスに。

しかし、今期のプレーオフは大混戦のため、誰が決定戦の3席を手にするかまだまだわかりません。
私も初の決定戦進出を目指して、最後まで諦めずに戦いたいと思います!