女流プロリーグ(女流桜花) レポート

第15期女流桜花Aリーグ第7節C卓レポート

第15期女流桜花全7節を終了しました。

この結果、魚谷・山脇・瑠美・白銀が11月23日のプレーオフA卓へ。
亜樹・仲田・吾妻・川原が11月30日のプレーオフB卓に進出。
稲岡・中山・西山・内田が残留。
松岡は12月4日の入れ替え戦2日目へ。
赤司・藤井・清水は女流桜花Bリーグに降級となりました。

この日、第7節C卓の主役は吾妻。
これまで決定戦出場3度のうち2度の優勝経験を持つ実力者で、大一番では特に力を発揮するタイプです。

 

 

1回戦と3回戦の南4局は仲田のリーチをかわして浮きの2着。
2回戦と4回戦は東1局に跳満をツモって大きなトップ。
開始時▲19.2Pとプレーオフ・残留・入れ替え戦・降級の全てが近くに見える重圧のかかる状況で、4半荘全ての要所でアガリを決める圧巻の内容でプレーオフ進出を決めました。

 

 

特に印象に残ったのは3回戦の南4局。
仲田のリーチを受けて粘りながら手を進め、沈みの3着から浮きの2着になるホウテイ一通のアガリには勝ち上がる人の雰囲気を感じました。

トップ目からの2度のダメ押しチャンスを吾妻にかわされた仲田でしたが、最終的にトータル+73.0Pの3位で悠々とプレーオフに進出。
5位の吾妻と同じB卓に組み込まれました。
仲田は決定戦6度のうち優勝が4度と吾妻と同じく最高の勝率を誇っていますが、仲田と吾妻はこれまで決定戦での対決が1度もありません。
プレーオフB卓は決定戦の前哨戦になるのか?それともここでどちらかが叩き落とされるのか?
2人が大一番で衝突した時に放たれる火花は必見で、瞬き禁止状態間違いなしです。

(文:越野智紀)