女流プロリーグ(女流桜花) レポート

第16期女流桜花Aリーグ第1節C卓レポート

第1節C卓に出場した選手は、和久津晶・杉浦まゆ・二階堂亜樹・白銀紗希の4名。

 

 

第7期から3年連続で決定戦に残るも優勝を逃し、そこから女流桜花で冬の時代に突入していた和久津。
5年ぶりのAリーグは3連続浮きの2着でポイントを積み重ねていくも、最後のラスが響いて伸ばしきれず+18.0Pで終えました。

 

 

亜樹は今年で16年目のAリーグ。
1回戦のラスを取り返し、少し浮いた状態で迎えた4回戦の東1局。

 

 

カン三索の役無しのテンパイを外すと、次巡、狙いの1つである一気通貫に変化してリーチ。
すぐにツモアガリ2,000・3,900になりました。

 

 

この時、亜樹の下家の白銀は六万九万を鳴く構え。
亜樹がテンパイを外してなければ、白銀が六万チーからの九万ツモで跳満をアガっていたので、上下ポイント差が大きい出た選択となりました。
このアガリで今日は亜樹の日になるかと思いきや、そこからアガリが繋がらず。

 

 

この日、風が吹いていたのは跳満をアガれなかった白銀のほうでした。
親番で4,800点を連続でアガって迎えた2本場。

 

 

この白ツモドラ2が決定打となり5万点を超えた1人浮き。
初めてのAリーグとなった昨年はスタートで躓いた白銀でしたが、コンセントレーションを高めて迎えた2年目は、卓内トップという最高のスタートを切りました。

 

 

逆に去年の白銀の苦しみを今年味わうことになったのはAリーグデビュー戦の杉浦。
1回戦でトップを取るも失速し、▲68.4Pで第1節を終えました。

終了後のインタビューで

 

 

亜樹のリーチに、ツモリ三暗刻のテンパイで三索を押せず、結果アガリ逃しからの放銃となってしまった局を反省。

杉浦「1年で降級とか絶対したくないので1ヵ月勉強し直して、まだプレーオフとか諦めたわけじゃないんですけど、一旦降級しないようにポイントを取り戻せるように頑張りたいです。」

<第1節C卓最終結果>
白銀+49.1P 和久津+18.0P 亜樹+1.3P 杉浦▲68.4P

(文:越野智紀)