女流プロリーグ(女流桜花) レポート

第16期女流桜花Aリーグ第2節D卓レポート

第2節D卓に出場した選手は

 

 

魚谷侑未・和泉由希子・二階堂瑠美・杉浦まゆの4名。

 

 

1回戦の南1局。
3軒リーチを受けた魚谷はメンホン七対子のテンパイ。
大物手だが分が悪いと判断すると4軒リーチを選択して、珍しい形での途中流局。

 

 

1回戦南4局1本場。
ドラが鳴きに1枚・場に1枚・自身の手に1枚見え、満貫放銃の確率が少なくなるや今度は大胆にフリテンリーチを選択。
和泉に鳴かれたフリテンの六索をツモアガリ3,900は4,000オールで大きなトップをとることに成功すると、そこから魚谷劇場が開幕。

女流桜花は日本プロ麻雀連盟公式ルールで行われていて、3人の持ち点を原点未満に沈めてトップを取ると順位点で+12P(2着目が原点以上で終わるとトップの順位点は+8P)得ることが出来ます。
去年の女流桜花でいうと全7節107戦中29回のトップが1人浮きになっていましたが、出現頻度が稀な1人浮きを魚谷は3連続で決めます。

一方苦しんでいたのは瑠美。

 

 

3回戦の南4局では東ポン南ポン九索チー一索ポンの決死の4フーロも流局終了。

4回戦の南4局。

 

 

4連続1人浮きを目指して終盤リーチする親の魚谷に対し、

 

 

瑠美は魚谷の待ちである二万を暗刻・五万を待ちにした四暗刻単騎のテンパイを入れましたが、アガリには届かず。
瑠美にとって原点が遠い日になりました。

参加率を上げて仕掛けを増やす打ち方に変えた今節の魚谷は、ギリギリまで踏み込みながらも放銃は避ける絶妙な押し引きで、3連続1人浮きを含む4連勝で本日+99.9P。

 

 

魚谷はトータルポイントを+54.6Pとし、順位が13位から2位へと浮上しました。

<第2節D卓最終結果>
魚谷+99.9P 和泉▲24.6P 杉浦▲31.4P 瑠美▲43.9P

(文:越野智紀)