女流プロリーグ(女流桜花) レポート

第16期女流桜花Aリーグ第7節A卓レポート

4つある最終節の第一弾となった第7節A卓。

出場した選手は

 

 

杉浦まゆ(12位)・美波智子(13位)・和泉由希子(15位)・武石絵里(16位)の4名。
13位が入れ替え戦で14位以下の3名が降級になることから、卓内1位で終えて別卓の結果待ちを目指すことが大事になる戦い。

 

 

序盤は緊張の見えた杉浦でしたが、2回戦で美波に12,000を放銃してからは吹っ切れたようにギアチェンジ。

 

 

美波と僅差で迎えた最終戦では

 

 

南1局の美波の親と

 

 

南2局の武石の親をそれぞれ満貫級のツモアガリで流し、自力で残留に大きく近づきます。
続く和泉の親の時には、攻め続けたことが裏目に出て美波に逆転を許してしまいましたが、

 

 

残留に向けての最後の選択。

 

 

これが上手くいって、リーチツモタンヤオピンフ三色の6,000オールの決定打。
このアガリで全員を薙ぎ倒し、

 

 

杉浦は99%残留の10位まで浮上して最終節を終了しました。
開始前と同じ13位で終えた美波は、ポイントが30以上浮いたことが大きく、良い結果になる確率を少し上げて別卓の結果待ち。
女流桜花決定戦進出経験もありAリーグ常連の武石・和泉は、来期お互いがAリーグ昇級候補一番手のライバルとしてBリーグで戦うことになりそうです。

<第7節A卓最終結果>
杉浦+43.4P 美波+34.6P 武石+30.4P 和泉▲108.4P

(文:越野智紀)