女流プロリーグ(女流桜花) レポート

第16期女流桜花Aリーグ第7節C卓レポート

4つある最終節の第二弾となった第7節C卓。

出場した選手は

 

 

魚谷侑未(2位)・吾妻さおり(5位)・二階堂瑠美(7位)・山脇千文美(11位)の4名。

16.3P浮けば残留確定で20.4P沈むと危険な状況な山脇。

 

 

前節大敗した直後のインタビューでは、

「ポイント的には決定戦は厳しくなってしまったのですけど、まだまだAリーグで戦いたいので、残留目指して頑張りますので第7節も応援宜しくお願いします。」

そう答えていました。

その悲痛な表情を見て、応援している人は山脇の残留を強く望んだことと思います。
当然、最終節では安定を求めて慎重な打ち回しになることが予想されましたが、当日会場に入ると、

「70ポイントぐらい勝ったらプレーオフもあるんだと気づいて、1回戦目はプレーオフを目指してやってみようと…」

1ヶ月ちょっとで細胞の全てを生まれ変わらせてきた山脇。
残留を願うファンの期待を良い意味で裏切る陽気さで試合に入ると

 

 

1回戦の東1局からダブ東發ドラ1の4,000オール。
これで本格的にプレーオフを目指すスイッチが入り、あれよあれよと3連勝。

 

 

4回戦も途中6万点を超え、トータルで吾妻をかわして瑠美にも並びかけます。

 

 

瑠美はゴール間際で山脇を振り払い、プレーオフ確定の6位でフィニッシュ。
4連勝した山脇は99.9%プレーオフに残れる7位まで浮上しました。

 

 

一方、安泰かと思われていた吾妻でしたが、4回戦に交通事故のような18,000を魚谷に放銃すると9位まで後退。

隙を見せない魚谷はマイナスを最小限に抑え、

 

「(決定戦進出に)95%は大丈夫でしょう」と、自信をのぞかせた。

 

 

<第7節C卓最終結果>

山脇+83.6P 瑠美▲4.7P 魚谷▲18.2P 吾妻▲53.3P

(文:越野智紀)