麻雀マスターズ レポート

第27期マスターズ 本戦レポート 西岡 慎泰

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2018年4月28日(土)、第27期麻雀マスターズ本戦が行われた。
麻雀マスターズは日本プロ麻雀連盟主催のプロアマオープン戦であり、昨年よりWRCルールを採用している。(一発,裏ドラありの世界選手権ルールとなるが、それ以前の連盟Bルールと主要部分は同じ)

昨年、佐月麻理子プロの女流チャンピオンは私の中で記憶に新しい。
今年はどんなドラマが生まれるのだろうか。

■麻雀マスターズ本戦(半荘5回戦)
トーナメントへの勝ち上がり条件は、5回戦の合計ポイントが上位51名に入っていること。

それでは出場選手の一部を紹介しよう。

 

【日本プロ麻雀連盟】

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森山茂和

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灘麻太郎

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伊藤優孝

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荒正義

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沢崎誠

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藤原隆弘

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瀬戸熊直樹

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前田直哉

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HIRO柴田

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勝又健志

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内川幸太郎

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滝沢和典

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近藤久春

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山田浩之

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白鳥翔

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紺野真太郎

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仁平宣明

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望月雅継

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古橋崇志

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ダンプ大橋

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石川遼

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二階堂亜樹

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宮内こずえ

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和久津晶

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清水香織

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黒沢咲

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魚谷侑未

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高宮まり

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仲田加南

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西嶋ゆかり

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石田亜沙己

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山脇千文美

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藤井すみれ

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吾妻さおり

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古谷知美

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内田美乃里

 

 

【最高位戦日本プロ麻雀協会】

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近藤誠一プロ

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村上淳プロ

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石井一馬プロ

 

 

【日本プロ麻雀協会】

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五十嵐毅プロ

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金太賢プロ

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木原浩一プロ

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角谷ヨウスケプロ

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朝倉ゆかりプロ

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水瀬夏海プロ

 

 

【RMU】

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多井隆晴プロ

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阿部孝則プロ

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河野高志プロ

 

 

【麻将連合】

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忍田幸夫プロ

232名での熱戦を見事1位通過したのは、日本プロ麻雀連盟の小林正和!!(第3期JPMLWRCリーグ優勝者)。
1位通過者は、翌日行われるトーナメント3回戦(ベスト16)にシードされる。
以降の戦いは、小林から見れば大先輩ばかりが相手となるだろうが、萎縮せず今まで通り気持ちの入った麻雀を楽しみにしている。

そして、上位51名への通過ラインは48.6ポイント!!
最終5回戦の前後で通過ラインが大幅に上がったが、それは例年通りの傾向。
過去に50ポイントを超えるケースがあった事を考えると、長年の経験者からすれば予想の範疇だろう。
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勝ち上がった選手達は休息の間もなく、トーナメント1回戦の組み合わせが発表される。

■トーナメント1回戦(ベスト56)
ここから準決勝まではトーナメント方式となる。
同一メンバーで規定の半荘数を戦い、各卓内での合計ポイント上位2名が勝ち上がり,下位2名が敗退というシステムだ。

トーナメント1回戦は半荘2回で勝負が決まる。
ここにシードされている選手を紹介しよう。

 

【前年度決勝進出者】

前年度2位:武藤武
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前年度3位:松崎良文
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前年度4位:四栁弘樹
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【十段位】

藤崎智
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【第2回リーチ麻雀世界選手権優勝】

ともたけ雅晴
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組み合わせと結果は下記の通り。

1卓
武藤(連盟)vs福山(連盟)vs川上プロ(最高位戦)vs水瀬プロ(協会)

勝ち上がり:武藤,福山

2卓
松崎(連盟)vs森下(連盟)vs園田プロ(最高位戦)vs来賀さん(一般)

勝ち上がり:松崎,園田プロ

3卓
四栁(連盟)vs刀川(連盟)vs古橋(連盟)vs安田(連盟)

勝ち上がり:刀川,安田

4卓
藤崎(連盟)vs沢崎(連盟)vs山本(連盟)vs山越さん(一般)

勝ち上がり:沢崎,山本

5卓
ともたけ(連盟)vs山田(連盟)vs坂本プロ(最高位戦)vs轟さん(一般)

勝ち上がり:ともたけ,山田

6卓
古本(連盟)vs崎見プロ(協会)vs磯山さん(一般)vs細見さん(一般)

勝ち上がり:崎見プロ,磯山さん

7卓
森山(連盟)vs大橋(連盟)vs阿部プロ(RMU)vs江崎プロ(協会)

勝ち上がり:森山,阿部プロ

8卓
伊藤優孝(連盟)vs小車(連盟)vs伊藤啓満さん(一般)vs張替さん(一般)

勝ち上がり:伊藤優孝,伊藤啓満さん

9卓
山中(連盟)vs菊田(連盟)vs斎藤(連盟)vs丸江さん(一般)

勝ち上がり:山中,菊田

10卓
武田(連盟)vs嶋田(連盟)vs村山プロ(RMU)vs松井プロ(麻将連合)

勝ち上がり:武田,嶋田

11卓
中津(連盟)vs山下(連盟)vs松ヶ瀬プロ(RMU)vs朝倉プロ(協会)

勝ち上がり:中津,松ヶ瀬プロ

12卓
井上プロ(最高位戦)vs後藤プロ(協会)vs浜崎さん(一般)vs林さん(一般)

勝ち上がり:井上プロ,浜崎さん

13卓
ダンプ大橋(連盟)vs藤井(連盟)vs泉(連盟)vs海谷さん(一般)

勝ち上がり:ダンプ大橋,海谷さん

14卓
前田(連盟)vsケネス徳田(連盟)vs石森(連盟)vs木戸さん(一般)

勝ち上がり:前田,石森

半荘2回の場合、1半荘目に先行できるとかなり優位に立つことができる。
単純にポイント差も大きいが、勝算の低い手で踏み込む必要がなかったり、特定の相手には放銃しても有利だったり等、選択の幅が広がる事も大きな要因だと考える。
実際トーナメント1回戦では、1半荘目トップを取った14人全員が勝ち上がりを決めている。

反対に先行された側は、勝算の低い手でも勝負しなくてはならなかったり、特定の相手からは見逃しをかけたり等、厳しい選択を強いられるケースも多い。
4卓では、1半荘目に藤崎が沢崎に国士無双の放銃となった。
こうなると、さすがに十段位・藤崎でも勝ち残ることは困難だ。

以降準決勝までは、半荘3回の戦いとなる。
選手達はどんな駆け引きを見せてくれるのだろうか。

翌日のトーナメント2回戦・3回戦は、主に終盤の見どころとなった局面をピックアップしてお伝えする予定だ。
そちらもお楽しみに!!