王位戦 レポート

第48期王位戦準決勝レポート

第48期王位戦の準決勝は11/25(土)に行われた。出場は以下の16選手。

 

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石井良樹(現王位)・三浦智博・森下剛任・吉田直
古本和宏・岡田智和・三上龍玲(麻将連合)・佐藤士元(RMU)
安藤弘樹・矢島亨・佐藤剛・天津みろう
中島直矢(以上5人協会)・伊藤高志・粟野大樹・小川瑠以(以上3人最高位戦)

現王位の石井に対し、先日十段位を獲得したばかりの三浦や王位戦優勝2回の森下、
第35期鳳凰位の吉田、そして現雀竜位の安藤やタイトル獲得多数の矢島、
最高位戦Classicを今年勝った伊藤、現新輝位の粟野、今年の最高位戦新人王小川、
さらに将王決定戦に進出している三上など、実績者と新鋭が入り交じる対戦となった。

【1回戦(安藤・古本・石井・森下)】
安藤が東1局に4000オール・3,900オールとロケットスタート。
そのままリードを保ったまま南4局を迎えると、2軒リーチに加え、親・森下の高打点仕掛けを受ける。
しかし片アガリ三色でテンパイを取ると、石井からアガれる九索を仕留め、
値千金の1人浮きトップとなった。

 

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【2回戦(伊藤・佐藤士元・石井・天津)】
東2局の親番で佐藤士元が四暗刻も視野に入る三暗刻・ドラ3の12,000を石井から仕留める。

 

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南場にも3,900オールで加点した佐藤士元が1人浮きトップを果たす。

【3回戦(石井・小川・中島・岡田)】
石井と岡田が東場から大きく加点し一騎打ちに。
南1局に岡田が仕掛けてタンヤオ・三色・ドラのテンパイを入れると親の石井から直撃成功。

 

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このまま岡田が競り勝ってトップを奪う。

【4回戦(三浦・石井・矢島・粟野)】
石井が親番で細かく加点しリードを奪う。その後高打点放銃もあり三浦に一度逆転を許すが、
南2局の親番でピンフ・ツモの700オールで再逆転。

 

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テンパイ料も多く稼いだ石井がこのゲームのトップに。

【5回戦(佐藤剛・吉田・石井・三上)】
石井が東場からアガリの数でリードを取ると、
南3局親番でタンヤオのシャンポン待ちリーチが決まり3,900加点。

 

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オーラス吉田に浮かれ1人浮きは逃すも、4回戦に続くトップで序盤の出遅れを取り返した。

【6回戦A卓(天津・吉田・古本・石井)】
決勝進出へは大きなトップが必要な石井。ビハインドのオーラス親番でピンフ・ドラ2のリーチをかける。
まだ前半ながら山には1枚だけだったが、これをツモアガって4,000オールで見せ場を作る。

 

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しかし次局、石井のリーチを振り切った古本がツモアガリ。この時点で石井の連覇の望みは絶たれた。

【6回戦B卓(岡田・三浦・佐藤士元・粟野)】
決勝進出ボーダーの岡田が、東2局にホンイツ・チートイツの8,000を三浦からアガってリードを取る。
狙われる立場となった三浦だが冷静に局を消化すると、オーラスにはカン八万待ちリーチをアガリに結びつけ
岡田とともに決勝進出を決めた。

 

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決勝に進んだのは三浦・岡田・吉田・古本の連盟4選手。
決勝は翌11/26(日)に行われる。

 

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(文:梅中悠介)