プロクイーン決定戦 レポート

第20期プロクイーンベスト16B卓レポート

大島・東城が接戦を制してベスト8へ!第20期プロクイーンベスト16B卓レポート

8/5(金)、第20期プロクイーンベスト16B卓が放送された。
対局者は東城りお、大島麻美(協会)、二階堂亜樹、藤井すみれ。

 

 

★1回戦
ベスト8を懸けた戦いは初戦から約2時間のロングゲームに。
最初に抜け出したのは東3局、追いかけリーチを一発でツモった亜樹。

 

(リーチタンヤオピンフ一発ツモの2,000・4,000)

しかし南1局では大島が3,200オールのアガリを含む5局の連荘でトップを逆転。

 

 

さらに5本場、藤井がリーチピンフイーペーコーをツモって裏ドラ1枚の2,000・4,000をアガリ、大島・亜樹に肉薄。

 

 

置いていかれた東城であったが、オーラス親番を迎えて開いた手にはドラの五万が暗刻!
四筒のリャンメンチーから発進し、トップを狙って攻めた藤井から12,000のアガリ。

 

 

目まぐるしい着順移動の結果は、トップから大島、東城、藤井、亜樹。東場を終えてトップ目に立っていた亜樹がまさかの4着となった。

 

★2回戦

東2局1本場、東城がドラドラのリーチ。大島はホンイツの1シャンテンで当たり牌の三筒を掴み、一旦暗刻の東切りで迂回。しかし次巡カン七万ツモで満貫のリャンメンテンパイが入ると、三筒勝負で7,700の放銃に。

 

 

 

放銃となった大島であったが、次局タンヤオドラドラを積極的にリーチの選択。リーチピンフドラ1で追いかけた藤井にめくり勝ち8,000のアガリ。

 

 

失点を1局で挽回し、1回戦に続いて東城と大島が連対を決める。

 

★3回戦

東1局、ここまで連続の4着に沈んでいた亜樹が4巡目に出アガリ跳満のリーチ!

 

 

ここまでの形勢が一気に崩れる6,000オールのアガリ。
さらに1本場、白暗刻の亜樹がカン六索の即リーチを一発ツモの4,000オール。

 

 

3回戦開始から6分で10,100オールのアガリに。
一気に混戦となるも、南3局に親番の東城がピンフドラ1のリーチを一発ツモ。最終戦へ向けてかなり有利なポジションにつける。

 

 

焦点は一旦、亜樹と大島の争いに。

南4局2本場、親番の大島がドラ白六筒のシャンポンリーチ。仕掛けてテンパイを入れていた亜樹であったが、一発目に引いた三索で撤退。

 

 

長引いた局は終盤に大島が高目のツモ。6,000オールのアガリでトータルトップ目に!

 

 

亜樹は押していればアガリがあっただけに後悔の残る局となったか。

次局、大島にさらに大物手。ピンフのリーチをツモると裏ドラ2枚の4,000オール!

 

 

この半荘のトップを逆転することは叶わなかったが、頭一つ抜けて最終戦へ。

 

★4回戦
最終戦の焦点は、逃げる東城と追う亜樹による26.3P差の争い。
東1局1本場、亜樹が役ホンイツドラドラの2,000・4,000をツモれば…

 

 

東城も南1局の親番でホンイツの2,600オールをアガリ返すシーソーゲームに。

 

 

なかなか効果的な加点ができない大島も4着目に沈み、オーラス時点ではわずかにビハインドしている亜樹が400・700で大島を逆転するほどの接戦となる。

 

 

オーラス、7時間弱の熱戦に終止符を打ったのは大島。仕掛けて400・700のアガリで、東城と共に勝ち上がりを決めた。

 

 

 

 

終了時点のトータルポイントは画像の通り。

 

 

次回プロクイーンベスト16C卓の放送は8月12日(金)。
実況は阿久津翔太、解説は勝又健志。

次回も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)