プロクイーン決定戦 レポート

第17期プロクイーンベスト8Bレポート 

1回戦(起家から、仲田、西城、りんの、草場)

東1局から仲田に大物手が入る。

二万二万二万五万五万五万八万八万八万二索二索二筒三筒  ドラ九万

二索が暗刻になれば四暗刻単騎待ち、二筒三筒が重なればツモリ四暗刻だが、仲田の判断は1巡回してのリーチだった。
すると2巡後、ツモ牌は二索、そしてまた2巡後のツモ牌は二筒。四暗刻単騎を逃す形となり流局してしまう。
仲田にとっては苦しい立ち上がり。

 

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ベスト8B卓初アガリをものにしたのは草場だった。
前局2件リーチが流局し供託3本で迎えた東1局2本場。
仲田が1フーロでタンヤオドラ3のテンパイをいれる。しかし草場も強気な麻雀をみせる。
メンピンドラ1で仲田の仕掛けに被せて1,300・2,600をアガリきった。

 

100

 

東3局親番のりんのが10巡目に先制のリーチ。

四万五万六万八万八万三索四索五索六索七索八索二筒三筒  ドラ南

同巡に西城がピンフのみで追いつくも高めの四筒を一発ツモ。
さらに裏ドラをのせて6,000オール。大きな一撃を決める。

 

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南場に入るとここまでアガリのない西城が大きく盛り返す。
南2局親番中に5,800、2,900をアガリ迎えた南3局。
配牌があまりよくなかった西城だったが、有効牌を連続で引き先制のテンパイ。

二万二万三万四万四万四万四万九万九万九索九索九索三筒四筒  ドラ六筒

この形から1シャンテンに戻す四万をカン。
新ドラは二万。そしてリンシャン牌は五筒。このカンで打点を一気に引き上げ三万切りツモリ三暗刻の形でリーチ。
仲田がこれに飛び込み、終局間際で痛恨の8,000放銃となる。

 

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1回戦は西城の猛追をりんのが凌ぎきりトップをものにした。

1回戦成績
りんの+28.9P 西城+5.5P 草場▲9.7P 仲田▲24.7P

 

 

2回戦(起家から、りんの、西城、仲田、草場)

東1局仲田の親番。
仲田とりんのに勝負手が入る。
仲田はドラの暗カンを入れての単騎待ちのテンパイ。
慎重に待ちを選ぶためヤミテンに構える。
親のドラカンが見えているが、りんのにもテンパイが入る。

一索二索三索四索五索五索六索六索北北北白白

このメンホンテンパイを強気にリーチ。
このリーチ受けた仲田も、単騎待ちから3メンチャンへと変化させて追っかけリーチ。
この2人の勝負手に、軍配があがったのは仲田だった。
りんのの12,000放銃となる。

開局に満貫をアガった仲田だったが、東3局から苦しい展開が続く。
東3局、西城に8,000を放銃すると、続く次局、親番の草場にも12,000の放銃。
一気に持ち点が24,000点となってしまう。

南入してからも仲田にとっては苦しい展開が続いていって迎えたオーラス。

 

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この点棒状況でりんのからリーチが入る。
2巡後にあっさりドラをツモり2,000・4,000。
仲田は2連続のラスとなってしまう。

2回戦成績
草場+28.7P 西城+9.5P りんの▲7.9P 仲田▲30.3P

2回戦終了時
りんの+21.0P 草場+19.0P 西城+15.0P 仲田▲55.0P

 

 

3回戦(起家から、仲田、草場、西城、りんの)

3回戦は大きなアガリがないものの西城が細かくアガリをものにしてゆく。
そうして迎えたオーラス。
点棒状況はこのようになっていた。

 

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後のない仲田が意地をみせる。

 

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高めの一発ツモ。3,000・6,000で3着からトップまで捲くりなんとか最終戦に希望を残した。

3回戦成績
仲田+23.4P 西城+12.6P りんの▲9.6P 草場▲26.4P

3回戦終了時
西城+27.6P りんの+11.4P 草場▲7.4P 仲田▲31.6P

 

 

最終戦(起家から、西城、草場、仲田、りんの)

東2局、西城が自ら決定戦進出を決めるアガリをみせる。

 

100

 

13飜の三倍満6,000・12,000。
このアガリは仲田にとっても勝ち上がりが現実的ではなくなってしまうものだった。

残り1つの椅子を懸けた勝負はりんのと草場に絞られた。
この勝負も南1局に決着がつく。

 

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りんのがライバルの草場から12,000をアガリきる。

西城、りんのが大きなアガリで決定戦進出を我が物とし最終戦が終了した。

最終戦成績
西城+41.2P りんの+6.1P 仲田▲5.0P 草場▲42.3P

最終戦終了時
西城+68.8P りんの+17.5P 仲田▲36.6P 草場▲49.7P

勝ち上がり 1位通過 西城凛 2位通過 りんのなお