中部プロリーグ レポート

中部プロリーグ レポート/第22期中部プロリーグ A・B・Cリーグ 第4節レポート

Aリーグ:杉浦貴紀
第4節は最終節以上に重要な役割を担っています。
以前に述べた通り、最終節は戦略目標の総仕上げと考え、決勝戦もしくは昇級を目指すこと。
あるいは降級を避けること。この2つに絞られます。
最終節のように、見据えるべき次がない状況では選択肢の幅が少なくなります。
すると、戦略の自由度が下がるのです。
前回、第3節を迎えた時点で折り返しを終えていると評したように、第4節は最終局面であると考えています。
何か手を打つのであれば、第4節しかないのです。
最終節の目標に対していかに優位な状況を作れるかが重要になります。
この日の組み合わせは以下の通り。
1卓 日下・毛受・寺戸・樋口
2卓 佐藤・森下・伊藤・木村
3卓 杉浦・鈴木・三戸・掛水
4卓 山田・古川・村瀬・太田
決勝進出ボーダーは伊藤の118.4 Pです。
これまでのボーダーが大体70 P前後であったことを考えると、かなり高くなっています。
3節を終えた時点で上位であった選手のほとんどがポイントを落とすこともなく、
順位の変動はありましたが、上位の選手の顔ぶれはほとんど変わっていません。
91.2 Pのプラスをあげた樋口は降級圏から脱して7位まで順位を上げたものの、
決勝進出を目指せそうなのは6位の三戸までが現実的かと考えます。
今節、最もスコアを伸ばした森下に話を聞いてみると、森下自身、最終節には苦い思い出が多く、課題とするところでした。その最終節をより優位に戦うべく意識したことは2つで、まずは展開です。
手が入っていたこともありましたが、攻める場面でしっかりと攻めることと、もう1つが親権維持です。
多少手が悪くともしっかりと捨て牌を作り、相手に簡単に打たせないということを特に意識することが森下の戦略でした。
今回の成果は、森下自身の課題でもある最終節に向けて、優位な状況を作ることに成功したと言えます。
あとは最終節を残すのみとなりました。
最後は決勝進出者がどのような戦略を持って決勝戦に臨むのかを紹介したいと思います。
Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 太田 充 14.3 10.7 71.6 47.7 144.3
2 森下 剛任 8.0 ▲ 22.2 61.7 91.9 139.4
3 古川 孝次 46.2 17.0 41.1 30.8 135.1
4 伊藤 鉄也 39.8 68.7 24.8 ▲ 14.6 118.7
5 山田 優駿 39.8 62.8 ▲ 30.2 19.9 92.3
6 三戸 亮祐 ▲ 52.9 20.4 27.2 80.4 75.1
7 樋口 新 ▲ 1.2 ▲ 23.8 ▲ 58.7 91.2 7.5
8 佐藤 あいり 61.9 ▲ 4.5 ▲ 54.8 ▲ 7.4 ▲ 4.8
9 毛受 俊 21.5 51.1 ▲ 13.9 ▲ 98.4 ▲ 39.7
10 寺戸 孝志 ▲ 30.5 ▲ 46.6 64.8 ▲ 46.6 ▲ 58.9
11 鈴木 基芳 ▲ 65.3 11.3 ▲ 8.0 ▲ 0.3 ▲ 62.3
12 日下 健司 ▲ 54.6 ▲ 24.0 ▲ 2.9 ▲ 8.4 ▲ 89.9
13 村瀬 寛光 22.4 ▲ 52.3 ▲ 29.5 ▲ 36.2 ▲ 95.6
14 掛水 洋徳 0.4 ▲ 84.9 12.7 ▲ 44.9 ▲ 116.7
15 杉浦 貴紀 ▲ 52.9 ▲ 26.6 ▲ 30.2 ▲ 35.2 ▲ 144.9
16 木村 東平 3.1 ▲ 7.1 ▲ 75.7 ▲ 69.9 ▲ 149.6

 
Bリーグ:安藤大貴
前節で目標、テーマが決まり、各選手そのテーマに沿った戦術で挑んだであろう第4節が始まった。
1卓
若松・土岐・浅野・安藤
全選手が降級圏に位置している卓組、各選手プラスで終えることが出来れば危機を脱しれる、しかし、これ以上失点を重ねてしまえばなお降級に近づく、失点するにしても卓内ラスは避けたい、という想いであったであろう各選手、結果は若松が卓内トップ+45.6P、降級圏は脱した様子、マイナスだった土岐・浅野・安藤は、最終節マイナスできない状態となった。
2卓
長谷川・大滝・牛尾・山本
この卓は、現状2位・山本、4位・大滝、6位・長谷川が同卓となった。
3回戦、苦しい戦いを続ける牛尾に手が入る、親番で7巡目にツモり倍満をテンパイ、山本のリーチに追っかけリーチ、ドラ単騎待ちだが出アガリでも倍満、手に汗握るめくり合いだったが惜しくも流局、牛尾苦しい戦いが続く。
3節全てプラスで終えている長谷川、2位の山本を沈ませ+84.4Pを叩きだす、順位を2位まで上げた、思い描いた通りの結果となったのではないだろうか。
3卓
葛山・杉村・小坂・櫛田
ここまで1位を走り続けてきた櫛田であったが、ここで3位の杉村と順位が入れ替わる結果となった。
南3局、櫛田・小坂のリーチに対して杉村、苦しい待ちだったが見事満貫をアガリ、櫛田をラスに留め、浮きの2着を取ることに成功した、このアガリもあって1位で最終節を迎える。
4卓
菅野・朝岡・中西・鈴木(雄)
これ以上のマイナスは避けたい中西、1回戦2回戦、小場を制し連続トップ、この日+31.1P、
安堵の様子が伺えた。
といった第4節であった、降級争いが混戦模様、最終節は残留を掛けた激しい戦いになる事は言うまでもないだろう、そして上位は、1位2位の杉村、長谷川が同卓、目が離せないBリーグは最終節へ。
Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 杉村 泰治 4.3 37.6 29.0 77.5 148.4
2 長谷川 弘 ▲ 7.8 20.8 27.6 84.4 125.0
3 櫛田 利太 102.8 45.2 ▲ 8.2 ▲ 54.3 85.5
4 山本 拓哉 ▲ 16.2 ▲ 20.1 120.4 ▲ 29.4 54.7
5 鈴木 雄介 38.8 ▲ 13.9 ▲ 19.3 25.4 31.0
6 若松正和 ▲ 37.3 18.5 ▲ 21.4 45.6 5.4
7 大滝 聡 11.5 3.7 44.9 ▲ 56.8 3.3
8 葛山 英樹 ▲ 5.5 ▲ 1.7 65.3 ▲ 57.8 0.3
9 小坂 美樹 ▲ 21.0 ▲ 25.4 ▲ 12.1 34.6 ▲ 23.9
10 朝岡 祐 ▲ 21.8 24.7 ▲ 38.6 4.9 ▲ 30.8
11 中西 栄二 ▲ 18.6 7.7 ▲ 54.5 31.1 ▲ 34.3
12 安藤 大貴 16.1 ▲ 52.8 2.0 ▲ 39.3 ▲ 74.0
13 土岐 雄太 31.9 20.8 ▲ 69.7 ▲ 58.5 ▲ 75.5
14 浅野 文雅 ▲ 27.9 ▲ 26.7 ▲ 1.2 ▲ 48.8 ▲ 104.6
15 菅野 直 ▲ 8.6 ▲ 26.4 ▲ 18.2 ▲ 61.4 ▲ 114.6
16 牛尾 信之 ▲ 43.7 ▲ 32.0 ▲ 49.0 1.8 ▲ 122.9

 
Cリーグ:中谷彰吾
終盤の第4節ではどれだけポイントを伸ばし、上位に位置づけるかが重要となる。
最終節に向けての熱い戦いが始まった。
1卓
吉井・中谷・斎藤・鈴木(淳)
この卓は現在1位の中谷、2位の斎藤、そして5位の鈴木(淳)という上位者での対局となった。
ここで勝った者は最終節で優位に立てると各々が思うだろう。
結果は、終始安定していた斎藤が+31.9Pで卓内トップ。中谷は+0.7で現状維持。
逆に、鈴木(淳)は卓内ラスで順位を落としてしまう。
2卓
原田・大町 ・角谷・岡本
前期Bリーグから降級してしまった原田が意地をみせ卓内トップをとる。
そして大町も+21.2Pと順位を上げ昇級争いに名乗りを挙げた。
3卓
八木・大高坂・山神・越川
暫定3位の八木が少し順位を落とす中で山神がポイントを出し順位を伸ばしてきた。
最終節に山神のどんでん返しが待っているのか!
4卓
加藤・河合・太田(峻)・家田
前節、大きなポイントを叩き出した太田(峻)が今節でも順調に上乗せし4位に浮上。
昇級ボーダーまでは届かないものの、最終節での戦いも楽しみである。
5卓
原・大西・小野・三谷
今期、抜群の安定感をみせる小野が卓内トップをもぎ取り昇級ボーダーの3位に浮上。
また、三谷もプラスで終え昇級争いに加わる。
一方、昇級争いに加わりたい大西だったが悔しい結果になってしまった。
第4節を終えて1位と2位が少し抜け出しているが、毎回最終節には波乱が起こっている。
このまますんなりと終わる気がしないのは私だけだろうか…。
根拠は2つある。
麻雀とは最後まで何があるかわからないという事。
そしてもう1つは最後まで諦めない闘牌が繰り広げられる事。
苦しい状況でも諦めず戦う。それは”プロ”として当たり前であり一番大切な事だと私は思います。
最終節はより一段と熱い戦いになる事は間違いないだろう。
Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 中谷彰吾 57.1 24.1 91.9 0.7 173.8
2 斎藤寛生 32.6 85.8 14.1 31.9 164.4
3 小野雅峻 39.3 19.1 14.7 35.1 108.2
4 太田峻也 ▲ 13.9 ▲ 9.0 63.2 48.3 88.6
5 八木悠 15.3 ▲ 9.5 78.7 ▲ 29.0 55.5
6 大町篤志 126.1 ▲ 73.6 ▲ 23.0 21.2 50.7
7 三谷卓也 34.4 14.5 ▲ 35.9 29.6 42.6
8 山神達也 6.1 ▲ 25.8 34.8 19.5 34.6
9 鈴木淳 10.5 71.8 ▲ 26.7 ▲ 38.9 16.7
10 大高坂松城 60.7 ▲ 32.6 ▲ 5.7 ▲ 13.8 8.6
11 吉井友直 25.7 ▲ 30.3 ▲ 4.9 3.3 ▲ 6.2
12 大西義則 10.8 ▲ 30.8 28.3 ▲ 35.2 ▲ 26.9
13 岡本丈司 ▲ 59.5 43.8 1.7 ▲ 25.1 ▲ 39.1
14 原田知彦 ▲ 27.4 ▲ 24.6 ▲ 22.6 28.0 ▲ 46.6
15 原尚吾 ▲ 14.9 10.8 ▲ 34.2 ▲ 30.5 ▲ 68.8
16 越川清一 ▲ 90.6 6.4 ▲ 28.2 23.3 ▲ 89.1
17 河合慎悟 65.2 ▲ 67.6 ▲ 66.7 ▲ 20.6 ▲ 89.7
18 加藤泰史 ▲ 94.8 ▲ 12.8 ▲ 44.1 53.0 ▲ 98.7
19 家田みゆき ▲ 79.4 28.3 ▲ 6.9 ▲ 81.7 ▲ 139.7
20 角谷和幸 ▲ 125.3 12.0 ▲ 30.5 ▲ 24.1 ▲ 167.9