北海道プロリーグ レポート

第6期雪華王決定戦レポート

北海道プロリーグの頂点を決める雪華王決定戦。
6期目の今年は、現在2連覇中かつ4度目の頂点を目指す西野拓也に、初代雪華王の山屋洋平・初出場となる市川敦士・松本幸大が挑む構図となった。

 

 

終盤の連続でのアガリで1回戦トップを奪った西野に対し、2回戦に松本が襲いかかる。
東3局にリーチ・ピンフ・ドラ2の7,700を親番の西野から仕留めると、南3局に再びリーチ・ピンフ・ドラ2の7,700を、またもや西野から。

 

 

この2度の大物手で2回戦トップを奪う。

松本は続く3回戦も親番の東2局1本場でダブ東・ドラ3の12,000(+300)を山屋からアガり、抜け出しを図る。

 

 

これに対し西野は南1局、リーチ・タンヤオ・ピンフ・三色・ドラの3,000・6,000で松本に並ぶ。

 

 

なおも西野は南4局の親番で、リーチ・ピンフ・イーペーコー・ドラの11,600を市川からアガってトップに立つが、

 

 

2本場に松本が仕掛けてチンイツ2,000・4,000をツモって再逆転に成功。2回戦から連勝を果たす。

 

 

松本リードで迎えた最終4回戦は激しい戦いになった。
東2局に市川がリーチ・ツモ・ホンイツ・イーペーコーの3,000・6,000で追撃開始。

 

 

続く東3局には山屋が白・ドラ3の8,000を西野からアガって松本を追う。

 

 

ただ、南場は西野の底力が光った。

南1局、ホンイツ・白・ドラ2の4,000オールでトップに浮上すると、3本場には松本・山屋の2軒リーチに中片アガリの形で対抗し、力強く中ツモで2,000オール(+2,900)。

 

 

ここでリードを取った西野が、オーラス5本場までもつれた松本の親番での追撃を振り切り、雪華王決定戦3連覇かつ4度目の優勝を果たした。

 

 

西野は2/8(木)に開催される地方チャンピオンシップに進出する。

(文:梅中悠介)