北陸プロリーグ レポート

第18期北陸リーグ 第3節レポート

今年4月より、日本プロ麻雀連盟北陸支部に所属することになった南和之です。
北陸リーグ第3節のレポートを担当させて頂くことになりました。
初めての執筆なので見づらいかと思いますが、最後まで読んで頂けたら幸いです。

5月27日、快晴の中、第18期北陸リーグ第3節が金沢にて行われました。
1節1節進むにつれ、熱気がこもってきた北陸リーグ。
ほとばしる緊張感が場を制す中、その第3節が静かに幕を開けました。

A卓は、木原プロと美咲プロの新人同士がぶつかった注目カードです。
注目が集まる中で、新人プロ達を押しのけ、一般参加の中西さんが場を制し、3節最高の+66.7Pを叩きだしました。
過去にマスターズ全国大会3位の実績がある中西さん。
かなり手強い打ち手で、今後も対戦相手を苦しめそうです。
今後の活躍に期待です。

B卓では、現在1位の北川さんと浦田プロが躍動し、大きくプラスを叩きました。
静かな会場に、浦田プロの8,000オールの声が響き渡り、周囲を騒然とさせたのが印象的です。
その牌譜がこちら。

一索一索二索二索二索五索六索西西西発発発  ツモ四索  ドラ一索

北川さんは1位をキープ、浦田プロは8位に順位を上げ、ますます今後の2人に期待がかかる、そんな1節となりました。
今後の2人の麻雀に注目です。

E卓では、藤本プロ、本田プロ、新人の私の3人のプロがぶつかりあったカードです。
藤本プロ、本田プロが奮闘し、どちらかが場を制すかと思われたカードでしたが、蓋を開けてみれば、一般参加の森田さんがプロ3人を寄せ付けない圧倒的な麻雀を繰り広げました。
プロ3人が相手とのことで、いつも以上に堅くいこうと思っていたのこと。
丁寧な打ち回しで、しっかりアガリ番をものにしていたのが印象的です。
今日の意識を忘れず、1節1節、1局1局丁寧に自分の麻雀を心がけていきたいと今後の意気込みを語っていただきました。
28.7Pを加点し、現在5位につけています。
この勢いで上位をキープし、チャンスでぐぐっと順位を上げそうな予感を漂わせる森田さん。
今後の森田さんから目が離せません。

F卓は、志多木プロ、獅坂プロ、里木プロのこちらもプロ3人がぶつかる好カード。
この激戦区を制したのは志多木プロ。
4回戦で着順2331と、今一つだったにもかかわらず、全て浮き、+50.8Pを叩きだしました。

特に印象的な局がこちら。
1回戦東3局北家

五万六万七万三索四索四索四索五索七索二筒二筒四筒五筒六筒  ドラ四索

ここで567の三色も見据え、打三索とする。
そして、数巡後四索をツモり、暗カン。
カン六索に受けたのが裏目となったかに思われましたが、数巡後、あっさり六索をツモり、3,000・6,000をものにしました。
これで勢いに乗り、その後のアガリ番をしっかりものにし、加点していきました

それでも、まだまだ本調子ではないと、納得していない様子の志多木プロ。
しっかり調整し、残り2節を全力で戦い抜くとのことでした。
今節で一気に6位につけ、猛チャージをかけています。
残り2節、確実に上位陣を苦しめる存在となりうるでしょう。

第3節を終え、1位はB卓で躍動し、1位をキープしている北川さん、
2位は、こちらも大きくポイントを加算し1位北川さんを追う平澤さん、
3位はC卓を制し、一気に順位を上げてきた木下さん。
4位以降もプロや一般参加の猛者達が集まり、波乱の最終局面が予想されます。
残り、2節。
決勝の椅子を勝ち取るのは一体誰か。

今後も熱い戦いを繰り広げる北陸リーグを是非ご覧くださいませ。
最後までお付き合いくださり、有難う御座いました。