北陸プロリーグ レポート

第16期北陸リーグ 第2節レポート

第2節対戦者(敬称略)
1卓:荒谷プロ 小泉 吉田 平澤
2卓:成田プロ 押川 光岡 森田
3卓:後藤プロ 志多木プロ 北川 上杉
4卓:浦田プロ 宮川 尾間 窪田
5卓:藤本プロ 安城プロ 前田プロ
6卓:木戸プロ 久保 宮内 山元  

今節の注目は、第1節目に+108.3Pを叩き出した4卓の浦田プロ。今節も爆発するとなると第2節にして決勝の席がほぼ決まってしまうだろう。

結果は▲2.4Pとまとめ、2節終了時点で+105.9Pの首位の座を守った。
4卓の卓内トップは宮川さんの+4.0Pとほぼポイントは動かず。これは3人が、浦田プロをマークしたのも少なからずあるだろうし、浦田プロもやりづらかったに違いない。
その中で最小限のマイナスに抑えたのは素晴らしいの一言である。

今節一番ポイントを叩いたのは、3卓の志多木プロの+79.4P。2回戦終了時では、▲3.6Pだったところから、+56.6P・+26.4Pと2連続トップでトータル+51.0Pの6位に浮上。

北陸リーグ優勝者である押川さん、平澤さんも1節目は厳しい展開だったが、+52.0・+60.0Pと怖い存在なのは間違いない。

プロ勢では、新人の成田プロがトータル+69.5Pで3位、安城プロもトータル+34.6Pで7位となっている。2人ともに大きく沈んだ半荘がなく、安定した対局が出来ている事がわかる

私の卓では宮内さんのペースで局が進む。リーチ、ヤミテン共に高打点がことごとく決まってしまう。
3フーロからのトイトイも2回成就させてしまう程に手がつけられない。

2回戦オーラスになんとか7,700を直撃し私がトップをとるも、その勢いは止められず+55.3Pの卓内トップでトータル+85.0Pの2位になる。

3回戦親南2局

三万四万五万五索六索二筒二筒五筒六筒七筒八筒八筒八筒  リーチ  ツモ七索

トップ目である宮内さんとのリーチ合戦になるも大きな3,900オールで浮上。そのまま小さいながらも2連勝することができた。

4回戦東3局南家ドラ五索
親の山元さんのリーチが中盤にかかり、ほどなくして西をツモリ3,900オール。
その時に、私の手牌には西が1枚残っていた。山元さんの捨牌が早そうで、早々に手じまいしていたことが放銃回避に繋がり、ホッとした1局であった。

南4局親番1本場ドラ九索

役牌を仕掛け2,900のテンパイとなるも宮内さんからリーチ。
点棒状況は
久保35,500 木戸32,800 宮内30,600 山元21,100

ここでの私の選択はオリ。結果としては押せば2,900アガリがあったのだが、無理をせず浮きの3着でよしとした。ドラ九索も押さなければならないのだが。

宮内さんのリーチは高め八索のメンピンイーペーコーのリーチだったが、私は1,300・2,600を引かれても浮きにはいるし、宮内さんの立場からしたら役アリ2,600リーチが打ちやすい点数(打つかどうかは個人の判断)ではある為オリの判断とした。

浮きを確保の流局+2.8Pで我慢するか、ここでもし2,600は2,900放銃しての沈み▲4.1Pの他最低の7,700は7,900の▲9.1Pをどうとるか。この3回戦で+30.5Pである。

親での現時点での打点にはあまり私は魅力が感じないが、確かにアガリがあればリーチ棒合わせて最低4,200の収入は大きい。流局でも2人テンパイなら34,300となり満貫ツモも耐えられる。

昔の私はこのような局面では迷わずオリを選択していたが、このポイントを守るのか、伸ばすのかと言われるとまだ2節目で冒険しても良いのではないかと考えてしまう。それほどまでに親番を意識するようになったからなのかもしれない。
最終的には+33.3Pでトータル+66.1Pの4位につけることができた。次節はポイントを守るのでなく、伸ばせるように頑張りたい。

第3節対戦者(敬称略)

1卓:押川 北川 尾間 山元
2卓:後藤プロ 宮川 表 平澤
3卓:浦田プロ 安城プロ 成田プロ 宮内
4卓:藤本プロ 志多木プロ 久保 吉田
5卓:木戸プロ 小泉 森田 窪田
6卓:荒谷プロ 前田プロ 光岡 上杉

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 浦田 豊人 プロ 108.3 ▲ 2.4       105.9
2 宮内 俊貴 一般 29.7 55.3       85.0
3 成田 理良 プロ 34.1 35.4       69.5
4 木戸 僚之 プロ 32.8 33.3       66.1
5 宮川 悟 一般 59.5 4.0       63.5
6 志多木 健 プロ ▲ 28.4 79.4       51.0
7 安城 るい プロ 25.3 9.3       34.6
8 上杉 俊男 一般 28.7 0.2       28.9
9 平澤 憲一 一般 ▲ 31.4 60.0       28.6
10 表 勝正 一般 24.2 ▲ 18.5       5.7
11 窪田 一彦 一般 ▲ 11.1 3.6       ▲ 7.5
12 押川 憲一 一般 ▲ 60.8 52.0       ▲ 8.8
13 小泉 陽平 一般 ▲ 12.8 ▲ 2.7       ▲ 15.5
14 後藤 正博 プロ 5.6 ▲ 24.2       ▲ 18.6
15 藤本 鉄也 プロ ▲ 15.2 ▲ 9.5       ▲ 24.7
16 山元 一成 一般 ▲ 0.7 ▲ 25.9       ▲ 26.6
17 光岡 大幸 一般 25.8 ▲ 54.4       ▲ 28.6
18 森田 有一 一般 2.4 ▲ 33.0       ▲ 30.6
19 尾間 明 一般 ▲ 27.2 ▲ 5.2       ▲ 32.4
20 吉田 健彦 一般 ▲ 19.8 ▲ 14.9       ▲ 34.7
21 前田 倫也 プロ ▲ 69.2 18.7       ▲ 50.5
22 北川 光 一般 ▲ 21.6 ▲ 57.4       ▲ 79.0
23 荒谷 誠 プロ ▲ 56.7 ▲ 42.4       ▲ 99.1
24 久保 智央 一般 ▲ 41.5 ▲ 63.7       ▲ 105.2