北陸プロリーグ レポート

第16期北陸リーグ 第3節レポート

第3節対戦者(敬称略)

1卓押川 北川 尾間 山元
2卓後藤プロ 宮川 表 平澤
3卓浦田プロ 安城プロ 成田プロ 宮内
4卓藤本プロ 志多木プロ 久保 吉田
5卓木戸プロ 小泉 森田 窪田
6卓荒谷プロ 前田プロ 光岡 上杉

第2節終了時での、全体のポイントを見てみると、1位が浦田プロの105.9P。2位が宮内さんの85.0P。そこから3位から6位までが、70~50P付近と上位陣が安定している。

この第3節で、上位陣は更なるポイントを狙うだろうし、今節上位陣を崩してポイント差を詰めたい方々もこのまま黙っていないだろう。

特にこの中間地点となる第3節は、各々が、自分のポイント状況を見ながら上を目指す為、最終節よりある意味では荒れやすいと私自身では感じている。

1卓
北川さんが2トップで卓内トップの+30.5Pをとる。押川さんも初戦ラスを引くも、その後立て直し今節+29.5Pでトータル+20.7Pとし折り返しをプラスで終えた。

2卓
2卓では、表さんが大爆発。+90.9Pでトータル+96.6Pとし一気に4位まで順位を上げた。なんと2回戦時点で+91.7Pと言う数字を叩きだしており、3回戦では+116.9P。最終戦では、3人の逆襲に合いラスを引くのだが、恐ろしい破壊力を見せつけた。

3卓
この卓では、成田プロがポイントを伸ばす。初戦から+69.9Pのトップをとり、今節+60.8P。トータル130.3Pの2位に順位を上げる。浦田プロは初戦に▲38.2Pと大きいラスを取るも、残り3回112とし+3.0Pで終える。そろそろ崩れて欲しいが流石の一言。安城プロも安定した成績で+8.1Pとした。

4卓
藤本プロが卓内トップで+38.9Pでトータルもプラスにした。志多木プロも+37.5Pとし、+88.5Pの5位まで順位を上げる。この2人は参加プロの中でも爆発力があり、残り2節も更なるポイントを狙いに行くだろう。

6卓
荒谷プロが+36.7Pの卓内トップ。上杉さんも+14.8Pとして+43.7Pの6位につける。全体的にポイントが動く中、比較的この卓ではポイントが動かなった。

5卓
1回戦の東1局から、親のドラ暗刻のツモリ三暗刻リーチを打つも、森田さんに入り目を打たれフリテンの700・1,300をツモられる。今節は厳しいかなと思ったが、なんとか+20.4Pとトップを取る。

2回戦
東1局 北家 8巡目

一万三万七万八万九万四索五索二筒三筒四筒五筒五筒白  ツモ二万

絶好のドラ二万ツモをしてテンパイ。普段ならこのままリーチが定石だろう。だが親の小泉さんの捨牌が不気味。更には西家の窪田さんが索子のホンイツ模様でダマを選択。捌き手にかえる。
ここで窪田さんに索子が余りツモ発
これで撤退。流局し小泉さんが二万のドラ暗刻の東七筒のテンパイ。窪田さんが発単騎のメンホン七対子。あのままリーチしていれば、逆襲になっていただろう。

次局、6巡目

二万二万三万四万三索四索五索三筒四筒四筒六筒七筒八筒  ドラ二万

上家からの二筒はスルーしてツモ四万三万は1枚切れ親の現物。打三筒のテンパイ取り。
対面の森田さんが打二万にポンの声をかける。打四万
その後すぐに小泉さんが三万を切り森田さんのピンフのアガリ。
鳴かなければ窪田さんに三万が行きどうなっていたのか。もしも出されるのであったならば、僕の満貫のアガリ逃しとなる。

東2局 西家

六万六万七万四索五索六索七索八索三筒四筒五筒白白  ツモ六万  ドラ二筒

ここで隙を見せずリーチもアリだと思うが、テンパイとらず。ツモ二筒で勝負手に変化。

六万六万六万七万四索五索六索七索八索二筒三筒四筒五筒  ツモ七索

ここで選択。一番広いのは文句なしの七万。13種43牌。
次が打八索の13種42牌。
五筒11種35牌。
七索の8種28牌。

まず八索の選択だけは無い。それなら打七万すれば良いだけだ。
この時の選択は打七索とした。理由はピンズの場況が悪過ぎるからだ。ピンズの六筒を引いての三面張以外はまったく嬉しくない。なら打五筒にしようとも思ったが万が一のドラ二筒ツモに備えることにした。フリールールなら打七万ないし打五筒となるところだろう。

すぐに3枚目となる六索が出てチーしての2,000でこの局は終了。それにしても手が良く動く。

東4局 親

二万三万四万五万七万三索三索三索六索六索二筒四筒四筒  ツモ六索  ドラ六索

4巡目テンパイ。更に四筒ポンして二万五万変化。

二万三万四万五万三索三索三索六索六索六索  ポン四筒 上向き四筒 上向き四筒 上向き  ツモ五索  打二万

ドラ跨ぎになるのだが、3者の捨牌にソーズが安くマンズが高いので変化させた。

三万四万五万三索三索三索五索六索六索六索  ポン四筒 上向き四筒 上向き四筒 上向き  ロン四索 11,600

すぐに変化をしてのアガリ。自分の中で今節は行けるのではないかと思った。

更に

四万五万六万二索三索四索五索六索八索八索四筒五筒六筒  リーチ  ロン一索 

11,600は11,900の加点に成功。

南3局 南家

三万四万五万九万九万三索五索三筒四筒五筒七筒八筒九筒  ドラ七筒

三色ドラ1の5,200テンパイ。親の窪田さんからリーチが入り、1枚押すもツモ八筒
親の窪田さんの現物待ちだったのだが撤退。終盤七筒をチーしてテンパイ取り。
流局して、窪田さんの手を見ると五筒八筒待ちの12,000。
危機を回避して2回戦はこのまま+33.4Pでトップ。

3回戦目
親で勝負手をリーチするも流局。1本場は1人テンパイ。
3本場で小泉さんに7,700を放銃。東3局では森田さんに満貫ツモ。
東4局に2,000・3,900ツモアガリ。

南3局

一索一索二索二索八索八索九索九索北白白南南  ツモ北  ドラ北

全員が平たい中この倍満をツモ。
このアガリで+25.7Pのトップ。

続く4回戦
東1局 北家の窪田さんからリーチが入る。

四万四万六万八万六索七索八索二筒三筒四筒東東北北  ドラ北

ここで選択。リーチの現物は八万。客観的に見たら、ここまで好き放題している親に対して、中盤にリーチを入れてくるのだからおそらく安手ではないだろう。

ここで緩めることなく打四万とした。ほどなくして七万が出てチー。

六索七索八索二筒三筒四筒東東北北  チー七万 左向き六万 上向き八万 上向き  ツモ東 3,900オール。

その後七対子ドラ2の6,400。タンヤオドラ3の7,700をアガリ+41.1Pのトップで終了。
今節で+120.6P。トータル+186.7Pで首位に立つ事が出来た。

ポイントに余裕が序盤で出来た為、相手の親番でも捌き手と本手を使い分けが出来て良い結果に繋がったと思います。

全体的にみると。今回はボーダーが高いと予想されます。現時点では4位の表さんがボーダーラインとなります。
1位 木戸プロ +186.7P
2位 成田プロ +130.3P
3位 浦田プロ +108.9P
4位 表さん  +96.6P
5位 志多木プロ+88.5P

残り2節この順位がどう変動するのか。今節と同じ様に、誰がポイントを伸ばして上位陣に入るのか。次節が楽しみです。

第4節対戦者(敬称略)

1卓=藤本プロ 光岡 宮内 窪田
2卓=木戸プロ 前田プロ 北川 吉田
3卓=荒谷プロ 宮川 森田 山元
4卓=成田プロ 押川 上杉 平澤
5卓=志多木プロ 小泉 久保 尾間
6卓=浦田プロ 安城プロ 後藤プロ 表