関西プロリーグ レポート

関西プロリーグ レポート/第16期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第9、最終節レポート

Aリーグ最終節 宮田豊夢
長かったリーグ戦もついに最終節を迎えました。
関西の頂点を決める太閤位への挑戦権を誰がものにするのか楽しみな一戦です。
暫定的トータルトップの坂本、2位の藤川が+150オーバーで、現状3位の仁科を大きく離しています。
この2人が順当に決まって、まずは坂本・藤川が挑戦権をものにします。最後の3位争いがきわめて熾烈な争いとなりました。
ポイント差が50Pの間に7人がひしめき合っており、誰が抜け出してもおかしくない状況です。
この壮絶な3位争いは、前太閤位の横山が持ち前の勝負強さをみせて獲得しました。
太閤位決定戦は、花岡、藤川、坂本、横山の4名で決定しました。
また壮絶な戦いになるでしょう。
 
Bリーグ9節 山神剛
Bリーグは第9節になります。
残り2節、昇級争い、降級逃れの戦いが一層激しなってきました。
1卓(辻井・上村政・吉田・山中)
2卓(大橋・山室・城・筒井)
3卓(高谷・吉本・山神・原田)
4卓(中川・松永・上村宜・丸山)
1卓
上位を狙えそうなのが4位の山中と6位の上村政。
お互いに安定感のある戦いを見せ、プラスを叩いてきます。
卓内トップは山中の+26.0P。
山中、上村政ともに順位は変わらず、
最終節での上位との直接対決に、昇級をかけて望む事になります。
2卓
現在3位の山室が3トップでポイントを伸ばしていきます。
最終節を残し、微差での昇級争い、1位通過争いに復帰してきました。
3卓
この卓では1位の高谷、2位の吉本の直接対決です。
1回戦、序盤から皆が競り合う展開で接戦のまま終局。
高谷、吉本がワンツーフィニッシュで昇級に弾みを付けます。
2回戦、またも高谷、吉本が原点をキープして競り合う展開。
このままではダメだと思った山神が南場の親番で、
三万三万三万七万八万二索七索一筒七筒八筒八筒九筒北発  ドラ三筒
この配牌から、2巡目で九索を引き入れ三色に一直線に走ります。
手牌を
三万三万三万七万八万一索一索一索七索九索七筒八筒九筒
ここまで育てた所で、吉本から先制リーチがきます。
2巡後、八索を引き入れ追っかけリーチとしました。
ひとアガリでの浮上を狙っていましたが…
山神がつかんだのは二筒で吉本のメンタンピンドラ、7.700点に放銃となりました。
またも吉本、高谷のワンツーフィニッシュで加点が止まりません。
4回戦全てをプラスで終えた吉本が+61.3Pと、高谷を抜いてトータルトップに躍り出ました。
高谷も抜群の安定感を見せ+19.7Pとポイントを積み重ねています。
最終節の昇級、1位通過争いも激しい戦いが予想されます。
4卓
5位の松永、7位の丸山が加点していけたのか。
丸山は2着2着3着4着と振るわず▲12.3P。松永も+14.4Pと加点はするものの、上位との点差は開いてしまい、最終節での上位との直接対決に全てをかけてくるでしょう。
残すは最終節のみ。上位の接戦が面白そうですが、2番手グループも上位とは50P~80P程の差ですので、そこから誰かがジャンプアップして昇級を勝ち取るのでしょうか?
リーグ中盤でジャンプアップしてきた高谷、吉本がそのままゴールするか、序盤から安定感を見せ続けている山室、山中が最後の巻き返しをするか、最終戦の最後まで目が離せない展開になりそうです。
 
C1リーグ後期4節 行野拓幸
めっきり寒くなった12月、リーグ戦も第9節がやってきました。今回を入れて2回で今期が終了となります。最終節前の大事な1節です。
1卓(木下・後藤・土田・高橋悟志・川上)
現在+115.4Pで1位の高橋悟志と+36.9Pで4位の後藤が同卓となりました。5回戦目、木下が四暗刻をツモアガると、次局、高橋悟志が国士無双をツモ。2局連続の役満アガリとなりました。
これで高橋悟志が+54.9Pとし、160Pを超えるトップとなりました。後藤は4回戦目・5回戦目のラスが響き▲65.7Pとなりました。
2卓(音羽・中野・南田・行野・辰巳・柿本)
現在マイナスである南田、行野、辰巳、柿本の4人が同卓になりました。
行野は+55.7Pでマイナスからプラスまでポイントを戻し、柿本は+16.1Pでマイナスを減らしました。
南田、辰巳はマイナスとし苦しいポイントになりました。また、+50.9Pとした中野が一気に上位に浮上し、昇級にぐっと近付きました。
次の最終節で昇級・降級が決まります。現在、圧倒的なポイントの高橋悟志が1位となっています。昇級できるのは2人までですので、2位争いも見どころになってくると思います。
また、降級は4人ですので、降級争いも激しい戦いになっています。自分も降級しないように、また最後まで昇級を目指して頑張りたいと思います。
 
C2リーグ後期4節 吉田拓也
3節目を終えた時点での上位勢の成績は
1位 宮澤 +81.7P
2位 中安 +55.9P
3位 根越 +28.7P
今期の昇級枠は2名なので4位以下の選手は根越と同程度のポイントまで引き上げておきたい所です
1卓(中安・吉田・宮澤・根越・楠木)
なんと上位3名がぶつかる形になった1卓。お互いがにらみを効かせ合う展開になれば楠木と吉田にもチャンスがあるかもしれません。
第1回戦。東場で中安が6,000オールをアガリ一気に抜け出しを図りますが、それを阻んだのはやはり宮澤と根越。中安を抑えつつ自身も着々と加点をしてゆき、オーラスでは3者横並びの展開にまで持ち込みました。
3名はその後も大崩れすることもなく順調にポイントを積み重ねます。
4回戦を終えて卓内トップは根越の+42.6P。トータルを+71.3Pとして、宮澤、中安にあと一歩の所まで詰め寄りました。
2卓(掛樋・秋山・高橋・伊原・山本)
2卓では秋山が大暴れ。+119.5Pを叩き出してトータルを+85.7Pまで引き上げます。
掛樋が+10.9P。トータル+32.1Pでなんとか踏みとどまり最終節に望みを残しましたが、高橋、伊原、山本の3名は大きくマイナス。昇級はかなり厳しくなってしまいました。