関西プロリーグ レポート

第12期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第5節レポート

Aリーグレポート : 米川基紀

A1卓 上村×貫上×仁科×辻本
A2卓 佐々木×中田×藤川×米川
A3卓 横山×勝間×玉木×中川

外は猛暑にもかかわらず、Cリーグの最終節と重なったためかひんやりとした空気のなか、対局が行われた。

A1卓。ここ数ヶ月停滞中だった貫上が、久し振りに実力を発揮しました。初戦こそラスだったものの、その後は危なげ無くトップを積み重ねました。
そして、この煽りを受けたのが、ここまで安定感ある戦いを見せ付けてきた辻本。
ラスは1回に抑えるも、一度も浮かせて貰えずオールマイナスと悔しい結果となりました。

A2卓。トータルトップを走る藤川を止めようと、佐々木と米川が悪戦苦闘するも空回りが目立った。1、2回戦目とじっと耐えていた藤川は、3回戦目にブレイクしました。
東場が終わる頃には5万点を遥かにオーバーし、どこまで稼ぐのかと思わせたが、南場に入ると、佐々木、中田がチクチクとツモり倒し何とか1人浮きを阻止しました。
4回戦目はオーラス、藤川に親被りをさせようと、佐々木や米川がリーチを打つもどちらも成就しない。この日、勝負強さが際立っていたのは中田で、2回戦目の倍満、4回戦目の満貫とトップのかかったオーラスに自らのあがりで終止符を打ちさすがだなと思わせた。

A3卓。ここまで良いところのなかった中川が、久し振りに持ち味を発揮しました。4回戦目こそラスを引かされてしまいましたが、コンスタントにプラスを重ね40ポイント近く稼ぎました。
一方、3回戦目まで見せ場のなかった勝間は本人曰く「100ポイント負けも覚悟した」そうだが、最終戦で1人浮きのトップを取り何とか大惨事だけは防いだ。

9月以降もそれらに負けない内容の闘牌を積み重ねようと思います。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 藤川 議次 7.1 51.9 19.0 55.3 ▲ 20.6 112.7 1
2 横山  毅 34.0 2.8 ▲ 33.7 46.2 26.3 75.6 2
3 中田 一幸 7.8 41.4 24.0 ▲ 58.6 49.1 63.7 3
4 仁科健一郎 ▲ 25.2 ▲ 20.2 51.0 26.3 15.9 47.8 4
5 貫上 洋志 19.7 27.1 ▲ 18.3 ▲ 35.7 39.4 32.2 5
6 辻本 翔哉 ▲ 7.2 ▲ 16.1 10.6 34.6 ▲ 51.8 ▲ 29.9 6
7 米川 基紀 ▲ 8.6 20.9 ▲ 26.7 ▲ 17.0 ▲ 4.8 ▲ 36.2 7
8 勝間 伸生 26.7 ▲ 48.3 4.6 1.7 ▲ 23.3 ▲ 38.6 8
9 上村 宜久 ▲ 93.1 0.8 34.1 20.0 ▲ 3.5 ▲ 41.7 9
10 佐々木 亮 ▲ 5.8 ▲ 7.6 ▲ 5.0 ▲ 6.0 ▲ 23.7 ▲ 48.1 10
11 中川  保 ▲ 26.7 0.5 ▲ 46.5 ▲ 55.5 39.1 ▲ 89.1 11
12 玉木 章司 51.3 ▲ 53.2 ▲ 18.1 ▲ 32.3 ▲ 42.1 ▲ 94.4 12

Bリーグレポート:栗津裕貴

1卓(富田、近野、筒井、掛樋、西原)

1卓は4節までの成績であまりポイント差のない者同士での戦いとなりました。
筒井、西原共に2回ずつトップを取り大きなプラスを得ました。
西原は前回の+58.7Pに続き、今回の+65.4Pでトータルが+100Pを超え、昇級候補に入ってきました。筒井も+50P目前と、今後の後半戦昇級争いに食い込んできそうです。

2卓(中野、稲森、藤沢、粟津、延原)

2卓では粟津が終始アガリに結び付く手が多く、中でもツモアガリがとても多かったです。
その結果+74.1Pと5節最大のプラスを叩きました。
3回戦南1局親の延原がリーチ。

六万六万六万三索四索五索六索六索六索七索七索中中  ツモ中  ドラ七索

この6,000オールをツモアガる。
局面穏やかに進行しており、まだ6巡目ほどという早い巡目だったので皆さん驚きを隠せませんでした。
しかしここから高い手が飛び出すようになり、オーラス親の粟津

八万八万六筒六筒六筒七筒七筒四索四索四索六索六索六索  ドラ八万

このツモり四暗刻のテンパイを入れました。
結果、2フーロし流しに来た中野の七筒放銃になり18,000点。
その後も連荘を続け、大きなトップをものにしました。

3卓(原田、坂本、中川、宮田、堀)

3卓は4節終了時のポイントの上位4名が同卓するという波乱の卓となりました。
現在トータルトップの堀は、2回戦終了時に多少のマイナスを引くが3回戦で巻き返し、今節もわずかながらプラスを重ね+200P以上を保ちました。
中川は今節も+50Pを超えるプラスを叩き前半戦の節全てをプラスで終え、そのトータルは+139.8Pと現在2位につけています。
後半戦、堀、中川をどう崩すかによって今後の展開が大きく変わっていきそうです。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 堀  昭義 68.9 93.9 49.8 ▲ 11.1 3.9 205.4 1
2 中川 由佳梨 33.8 18.2 2.0 31.9 53.9 139.8 2
3 西原 佳隆 17.0 ▲ 2.3 ▲ 29.9 58.7 65.4 108.9 3
4 粟津 裕貴 ▲ 2.2 ▲ 40.0 57.2 ▲ 26.5 74.1 62.6 4
5 宮田 豊夢 44.0 19.5 13.9 ▲ 3.7 ▲ 25.8 47.9 5
6 筒井 宏晶 18.0 ▲ 20.8 17.8 ▲ 22.7 52.9 45.2 6
7 原田 保正 ▲ 21.3 124.1 2.9 ▲ 29.7 ▲ 56.7 19.3 7
8 近野理智男 5.8 ▲ 12.4 ▲ 40.4 65.4 ▲ 24.3 ▲ 5.9 8
9 稲森 英子 1.0 ▲ 3.5 5.4 52.4 ▲ 86.8 ▲ 31.5 9
10 坂本 誠裕 ▲ 0.5 46.7 ▲ 45.8 ▲ 59.7 24.7 ▲ 34.6 10
11 藤沢 周平 ▲ 29.5 ▲ 59.3 13.1 16.8 ▲ 11.7 ▲ 70.6 11
12 富田 淳一 20.2 ▲ 50.0 39.5 ▲ 18.5 ▲ 77.6 ▲ 86.4 12
13 中野 孝治 ▲ 26.8 ▲ 45.0 ▲ 53.2 44.0 ▲ 13.6 ▲ 94.6 13
14 掛樋 忠雄 ▲ 40.8 13.0 ▲ 32.7 ▲ 27.0 ▲ 16.4 ▲ 103.9 14
15 延原 明美 ▲ 67.2 ▲ 17.2 10.8 ▲ 71.3 36.0 ▲ 108.9 15
16 大森孝太郎 ▲ 23.4 ▲ 66.9 ▲ 11.4 ▲ 101.7 16

C1リーグレポート:近野彌生

C1リーグもいよいよ最終節を迎え、各選手が自分たちのポジションを理解して、全速力でゴールに向かいました。暫定首位についているのは、4節までずっと堅実な麻雀を続けてきた吉田。この調子を維持できれば昇級枠は安泰だと思われた彼を存分に苦しめたのが、3位の三好です。その日、吉田は2回戦で一時9,800点まで沈むという苦しい展開になり、ラス前の親で七対子ドラドラをアガリ、かろうじて失点を抑えている状態でした。
その吉田を必死に追いかけていた三好は4回戦、起家で8本積み、その後も満貫を2度ほどアガリ、なんと点数は6万点を超える勢い。このままいけば2名しかない昇級枠に手がかかる、というところまできた三好でしたが、彼の明暗をわけたのは大三元でした。

三好 
五索五索五索七索八索八索白  ポン発発発  ポン中中中

南場の親で5巡目にして役満を目指せる手をしていた三好に対し、その時マンズのホンイツをしていた上村が先制リーチをかけました。その数巡後、上村が白をツモ切り、三好に9が入ります。この状況でテンパイを取らないわけにもいかず、三好は手の内から白を切りましたが、もし三好の手に白がトイツであり、上村の白を打ち取ることができていれば、今期の昇級枠をものにすることができていたことでしょう。

怒涛の追い上げをみせた三好から見事逃げ切り、今期昇級枠を手にしたのは山本でしたが、山本も吉田と同様に、追い上げをみせた中安に苦しめられる展開となりました。
大きな手を何度もアガる中安が場の流れを掌握する中、それでも山本は小さな手でかわしつつ失点を防ぎます。
そして3回戦、南場に突入して親も流れ、いよいよ勢いが納まってきたかと思われた中安が七対子ドラドラをアガリ。このアガリでマイナスからプラスに転じ、最後の最後まで山本を苦しめました。

中安 
二万二万四万四万二筒二筒七筒九筒九筒三索三索東東  ツモ七筒  ドラ二筒

今節だけで中安はプラス50Pを叩きだしましたが、それでも堅実にポイントを守った山本には残念ながら及びませんでした。
この度、2名限りの昇級枠を手にしたのは吉田と山本。しかし最後の最後まで、誰が昇級するかわからない、最終節に相応しい白熱した争いでした。こうしてC1リーグの前期は幕を閉じましたが、今期惜しくも昇級できなかった者も、再び次の昇級を目指して来期に挑んでもらいたいと思います。

C1リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計 順位
1 吉田 哲史 52.6 4.5 8.8 58.8 ▲ 8.4 116.3 1
2 山本 善嗣 40.2 31.2 ▲ 6.0 46.8 ▲ 14.8 97.4 2
3 中安 武尊 ▲ 6.0 58.6 ▲ 12.3 ▲ 22.6 55.5 73.2 3
4 三好 直幸 29.4 15.1 18.1 ▲ 1.1 ▲ 5.5 56.0 4
5 田村  豊 0.8 ▲ 9.8 ▲ 20.9 32.7 49.7 52.5 5
6 谷上 脩平 3.9 8.0 27.2 14.8 ▲ 19.5 34.4 6
7 上村 政雄 30.5 9.6 30.1 ▲ 34.3 ▲ 35.8 0.1 7
8 木下 恭子 ▲ 27.2 ▲ 3.1 25.2 4.7 ▲ 21.2 ▲ 21.6 8
9 秋山 淑子 33.9 ▲ 37.7 3.1 ▲ 12.7 ▲ 8.4 ▲ 21.8 9
10 山室 太二 ▲ 65.9 ▲ 22.1 1.5 36.4 27.1 ▲ 23.0 10
11 大橋 慶一郎 26.6 ▲ 17.2 32.1 ▲ 93.8 ▲ 4.4 ▲ 56.7 11
12 赤木 由実 6.0 ▲ 20.8 10.3 ▲ 57.4 3.6 ▲ 58.3 12
13 藤原 仙三 ▲ 31.8 ▲ 5.9 ▲ 21.7 ▲ 6.1 ▲ 17.4 ▲ 82.9 13
14 丸山  直 ▲ 37.8 ▲ 28.0 ▲ 9.9 ▲ 41.0 30.2 ▲ 86.5 14
15 近野 弥生 12.4 ▲ 8.9 ▲ 40.1 ▲ 64.0 ▲ 17.4 ▲ 118.0 15
16 後藤 俊孝 ▲ 67.6 5.5 ▲ 46.5 ▲ 16.2 ▲ 13.3 ▲ 138.1 16

C2リーグレポート: 永田知也

最終節は順位別となり1卓に上位8名の内の奇数の者が、2卓に偶数の者同士での対局となりました。
3卓以下は9位以下の者が順位の並びで対局しました
1、2卓の人たちは卓内でトータルポイントが2番以内に入れば確実に昇級ラインに届くのでそこを目指したいところです。
3卓以下の人はできるだけポイントを稼いであとは上位卓の動向次第でしょう。
そして優勝争いにも注目したいです。

2卓(川崎、山中、森下、永田)
まず、東1局、永田が満貫をツモの後、東2局親番で、この親跳を再びツモり優位に立ちました。

四万四万五万六万六万八万八万九万九万南南白白  ツモ五万  ドラ九索

そのまま点棒を守りきり、トータル8位の永田がトップでスタートしました。
上と下の差が縮まったのでこのまま混戦になるかと思いました、が、そこから森下が抜け出してきます。 
2回戦3回戦とポイントを重ね昇級争いから抜け出しトータルトップが見える位置まで浮上しました
しかし、4回戦は川崎のトップであっさり終了。優勝の行方は1卓(小西、伊原、吉本、下村)の小西と伊原の2人に絞られました。

4回戦、小西のトップでのオーラス、親は小西、このままの点数なら小西の優勝でしたが伊原がこの手でリーチ。

一筒一筒四索五索六索六索七索八索四万五万七万八万九万  リーチ  ドラ一筒

しかし、小西もこの手でテンパイしており、数巡後ツモ。決着は次局へ持ち越した。

三筒四筒四筒五筒五筒六筒八筒八筒三万三万六万七万八万  ツモ八筒  ドラ一筒

そして、勝負のオーラス1本場は、伊原がこの手を早々とテンパイし、リーチをかけます。

二筒二筒五筒六筒七筒三万四万六万七万八万三索四索五索  リーチ  ツモ五万  ドラ三万

次巡、力強くアガリ牌の五をツモり伊原が優勝を手にしました。
昇級は、ポイント順に伊原、小西、森下、山中、川崎、吉本の6名となりました。
次節からC1ということで、また気を引きしめて頑張ってもらいたいです。

昇級を逃した人たちも、次節から仕切り直しなので、再び昇級を目指して戦ってほしいです。
前期C2レポート永田知也でした。ありがとうございました。

C2リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計 順位
1 伊原 達矢 63.8 45.8 16.2 ▲ 14.5 42.8 154.1 1
2 小西 輝彦 22.0 47.5 ▲ 2.6 59.2 21.4 147.5 2
3 森下 恭好 80.7 ▲ 32.3 35.4 ▲ 14.9 54.3 123.2 3
4 山中  翼 79.1 ▲ 32.9 28.3 20.5 ▲ 3.2 91.8 4
5 川崎 諒介 1.9 49.4 6.1 57.6 ▲ 26.2 88.8 5
6 吉本 卓矢 55.3 27.5 ▲ 35.7 15.1 ▲ 13.8 48.4 6
7 山神 剛 29.4 20.6 ▲ 51.1 6.8 35.2 40.9 7
8 城 裕介 51.6 ▲ 11.1 40.5 8
9 高瀬 真濃 ▲ 19.8 20.1 8.3 ▲ 23.0 51.8 37.4 9
10 下村 学 16.5 ▲ 13.0 71.3 2.9 ▲ 51.4 26.3 10
11 鎌田 周平 9.4 ▲ 7.0 19.9 ▲ 40.3 32.5 14.5 11
12 川上 直也 ▲ 8.8 ▲ 28.0 ▲ 35.4 75.8 10.5 14.1 12
13 永田 知也 ▲ 4.0 2.8 34.2 1.8 ▲ 24.9 9.9 13
14 稲岡 ミカ ▲ 68.5 11.1 48.5 29.3 ▲ 12.0 8.4 14
15 森元 直哉 ▲ 19.9 ▲ 24.2 20.1 15.4 ▲ 33.7 ▲ 42.3 15
16 中山 千鶴 9.5 ▲ 10.5 ▲ 26.8 ▲ 14.4 ▲ 2.3 ▲ 44.5 16
17 木下 誠二郎 10.8 ▲ 46.1 ▲ 17.3 ▲ 13.5 ▲ 8.5 ▲ 74.6 17
18 疋田 豪 ▲ 14.9 0.4 ▲ 52.8 24.1 ▲ 38.6 ▲ 81.8 18
19 長野 恵美 ▲ 29.1 ▲ 76.9 9.9 4.3 5.7 ▲ 86.1 19
20 赤木 里恵 ▲ 37.8 ▲ 22.1 ▲ 15.4 ▲ 21.9 ▲ 6.6 ▲ 103.8 20
21 東 範泰 ▲ 120.9 42.4 ▲ 19.7 ▲ 42.3 34.0 ▲ 106.5 21
22 大久保 朋美 ▲ 13.2 ▲ 1.5 16.4 ▲ 46.6 ▲ 65.4 ▲ 110.3 22
23 西村 友和 ▲ 47.9 ▲ 19.5 ▲ 26.4 ▲ 52.1 ▲ 27.6 ▲ 173.5 23
24 土田 小緒里 ▲ 48.2 ▲ 27.5 ▲ 53.4 ▲ 32.3 ▲ 150.0 ▲ 311.4 24