関西プロリーグ レポート

第15期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第6節レポート

Aリーグ第6節:坂本誠裕

少し涼しくなってきたように思います。リーグ戦も折り返しの第6節となりました。
それぞれが今の順位より上へと、上位の方はその立場を譲らない戦いがはじまりました。

1卓(佐々木・西原・貫上・仁科)
好調の貫上がポイントを伸ばすのか?ベテラン佐々木がマイナスをどのように返すのかが見所となります。
結果は、佐々木、貫上がしっかりプラスを叩き、西原と仁科がマイナスになりました。やはりここ一番は経験がものを言うのでしょうか?

2卓(藤川・坂本・米川・花岡)
今期初めての花岡との対局にガチガチの自分がいました。
1回戦は藤川、坂本がプラスで、米川と花岡がマイナス。ひょっとしたらと甘い考えが浮かびましたが…。
2回戦、花岡の親番、連荘が続く。バランスの取れた無理のないアガリでした。
そのきっかけになった跳満のアガリに、裁きにいった藤川でしたが勢いに押されてしまいます。が、この日は藤川の攻守のバランスの良さに目を奪われました。

3卓(森下・上村・勝間・辻本)
勝間が大きなプラスを叩き、第1節、第2節大きくプラスして先行した辻本が、まさかのマイナス域に突入してしまった。
これだから麻雀何があるかわかりません。
4位から下が全てマイナスとなった特殊な状況になってしまいました。
2位から4位が団子状態、激しい入れ替わりがありえる次の第7節は、また面白くなりそうです。

 

Bリーグ第6節:吉田圭吾

4卓(吉田圭・中安・中川・高谷)

1回戦 南1局 西家 中川

三万四万五万六万  ポン九万 上向き九万 上向き九万 上向き  ポン東東東  チー一万 左向き二万 上向き三万 上向き  ツモ六万  ドラ三万

2,000・4,000のツモアガリで初戦トップを取る。

2回戦 南3局 東家 中安

一筒一筒二筒二筒二筒三筒四筒五筒五筒五筒六筒六筒発発

この手牌から打四筒。そして、一筒をポンしてテンパイ後六筒ツモ

二筒二筒二筒五筒五筒五筒六筒六筒発発  ポン一筒 上向き一筒 上向き一筒 上向き  ツモ六筒

この6,000オールのアガリ。なかなか真似できない手筋であろう、これで中安のトップ。

3回戦 南1局 西家 高谷

六万六万八万八万八万七索七索八索八索八索一筒一筒一筒  ツモ六万  ドラ二筒

ツモリ四暗刻の8,000・16,000をアガリ3回戦トップとなる。

4回戦 南4局 南家 吉田圭

二筒二筒四筒五筒白白白  ポン南南南  ポン七筒 上向き七筒 上向き七筒 上向き  ロン六筒

12,000をアガリかろうじてトップを奪取しました。
Bリーグは5節まで上位陣が混戦状態だったが6節が終わり山中と宮田が+100P越えで抜け出しました。
3位以下の選手がどうやって食らいついていくのか後半戦も楽しみになりそうです。

 

C1リーグ第1節:坂上優

吹く風もすっかり秋めいてきたが、そんな中激闘の戦いが始まりました。
今回は『冷静な判断』という視点からレポートを作成します。
麻雀は精神力が非常に重要であり、判断すべき時に軸をぶらさず、冷静に判断をする事が求められます。
経験の少ない私でさえ、極限の状態から判断をしなければならない時があるが、
頭が真っ白になり、判断を誤ることがしばしばあります。ご存知の通り麻雀はこの一瞬の判断が命取りになる競技です。

南4局 オーラス
ここまでトータルで山神+70.4P、辻井+1.9、稲垣▲10.8P、坂上▲61.5P
親 辻井
辻井51,000、山神20,600、稲垣16,000、坂上32,400
辻井が断トツのトップで、私は三暗刻倍満まで見ていました。

五万五万七万七万八万六索六索二筒二筒二筒六筒七筒八筒  ドラ六索

しかし手が進まず終盤に差し掛かり、結局七万を山神からポンテン。

五万五万六索六索二筒二筒二筒六筒七筒八筒  ポン七万 上向き七万 上向き七万 上向き  ドラ六索

2巡後、山神があっさり九筒をツモ。700・1,300、トータルトップを死守して終了しました。

三万四万五万五万六万七万三索三索六索七索八索七筒八筒  ツモ九筒  ドラ六索

私は山神の打ち方を拝見する機会が多いし、学ぶことも多く、密かに尊敬の念を抱いています。
今回もそれが垣間見えた見事なアガリでした。
三色跳満まで視野に入れた、非常に腰の据わった冷静な判断でのアガリだったと思います。

 

C2リーグ第1節:南田明宏

はじめまして、31期生、南田 明宏と申します。
今期C2リーグのレポートを初めて担当させていただきます。
文章力が未熟でありますが、最後まで読んでいただけると幸いです。
半年間ですが宜しくお願い致します。

1卓(高橋・中野・南田・中島)
前期惜しくも降級してしまった中野が1回戦トップ、高橋が2回戦1人浮きのトップを取ります。

2回戦終了時 (高橋+34.8P 中野+23.2P 南田▲9.3P 中島▲48.7P)
ここまで苦しい展開が続いていた南田、中島でしたが3回戦、4回戦で南田がトップを取れば、2着に中島が入りマイナスポイントを減らしました。

結果 、高橋▲8.4P 中野+2.0P 南田+41.7P 中島▲35.3Pとなりました。

2卓、3回戦 (吉田・冨田・前川・伊原)

東2局2本場

三万四万六万六万六万九万九万七索八索九索七筒八筒九筒  ツモ五万  ドラ六万

冨田がリーチ後、ドラ3をツモアガリすると、
東2局3本場、
前川が先制リーチ、吉田が仕掛けを入れて冨田の親番を降ろしに行きます、そこへ伊原が追っかけてリーチ、そして、次巡ツモアガリ。
その手牌は、なんと四暗刻。

八万八万八万二索二索二索八筒八筒八筒九筒九筒白白  ツモ白

好調だった冨田に手痛い親被りを成功させトップ奪いました。
結果 (前川▲11.7P 伊原+14.6P 冨田▲24.1P 吉田(拓)21.2P)となりました。

第1節が終わりポイント差が開いているわけでも無いので次節も熾烈な闘いな続きそうです