関西プロリーグ レポート

第16期関西プロリーグB・Cリーグ 最終節レポート

Bリーグ最終節 山神剛

1年間通して戦ってきたリーグ戦もついに最終節になります。
上位陣の戦いも気になるところですが、個人的には現在13位、降級ボーダーからの脱出が最優先です。
同卓者は筒井・大橋・吉田の3名。一番近い大橋との差は26P。十分に手が届くポイント差です。

1回戦
東1局、大橋が1,000オール、1,100オールと順調に加点をするもまだまだ心は折れません。
そして加点の取れぬまま南場に入り、「まだ大丈夫、親もある。」と、考えている事自体が既に冷静ではない証拠でしょうか。
あっさり親も落とされ南3局、気が付いたら点棒も残り10,000点、1人沈みの状況。

そこで気が付きます。
「あ、このままではダメだ。」と。しかし気が付いた時には手遅れ。
この1回戦の4着は受け入れよう、と少し冷静さを取り戻しました。

南3局
中盤に南ポンで手牌は

四万四万六万六万六万七万八万八万九万白白  ポン南南南

1回戦だけは初志貫徹で最高打点を目指しテンパイ取らずの打九万。すぐに四万引き、終盤で白をツモって4.000、8.000のアガリ。
オーラスは軽く流され、変わらずの4着でしたが、まだまだ残り3回戦に希望を残します。

そして3回戦が終わり、最終戦を前にボーダーの発表。
現在変わらず13位、12位は別卓の城で10.1P差。最終戦は最低でもプラス、出来る限りの加点をしたい所です。

4回戦
序盤から手が入り、47.000点まで加点します。
筒井、大橋の2人はこのまま終局さえすればほぼ残留確定。
南入してもまだまだ加点が欲しい私は普段なら仕掛けない様な

七万七万一索三索六索七索八索  チー一万 上向き二万 上向き三万 上向き  チー一筒 上向き二筒 上向き三筒 上向き  ドラ八索

この手に吉田がリーチで戦いにきます。
17巡目にドラの八索をツモってきて、唯一現物の一索切り。
18巡目に二索をツモ、手の中で3人に共通して唯一切れそうな七万切り。無事?流局、1人ノーテン。

七万は自分でも1枚切っており、純カラ。なぜ八索引きでテンパイを諦めてしまったのか。どうせ七万を切るなら八索をツモ切るべきでした。
ちなみに吉田のリーチは八索西のシャンポン待ち。ムキになってツモ切りしなかっただけ、マシでしょうか。

そして最終戦のオーラス、44,000点で迎えた親番。もう、最後は加点だけ考えて突っ走ります。
配牌で東がトイツ、ドラの中が1枚だけあり、使い切りたい所。

7巡目
四万五万六万八万八万三索五索四筒五筒六筒中  ポン東東東

もうテンパイしか見えない私は打中、その中を筒井がポン。すぐ後の9巡目に筒井が

六万七万一索一索五筒六筒七筒  ポン中中中  ポン二筒 上向き二筒 上向き二筒 上向き  ツモ五万

この2,000・3,900であっさり終局。
結果は・・・12位と4P差で13位の降級でした。
あの局だけリーチをしていれば、あの1枚の放銃がなければ・・・
等々、色々と悔しい思いはありますが、この1年間のそういった1牌の積み重ねの結果を受け入れたいと思います。

さて、最終節だというのに上位卓を全く見る事が出来ず、
とても申し訳なく思っております。

昇級は1位、2位とも変わらず吉本、高谷の2人。2人とも中盤ジャンプアップで上位に躍り出てから、全く順位を落とす事なくゴールインしました。地力がないと中々そうはいかないと思います。来期のAリーグ、期待しております。
改めて昇級おめでとうございます!!

 

C1リーグ後期最終節 行野拓幸

4回戦南4局

五万六万七万九万九万九万七索八索一筒一筒六筒七筒八筒  ドラ九万

稲垣がリーチをするものの実らず1人テンパイで流局。
この局をもって今期全ての対局が終了しました。そして昇級を手にしたのは、第6節から常にリードを保ってきた1位の高橋悟志と安定した成績で2位となった福原でした。お2人ともおめでとうございます。
自分も昇格を目指してはいましたが、最終結果はマイナスで終わってしまいました。
この半年間を振り返り、自分の良かったところ反省すべきところを踏まえて来期に生かしていければと思います。

そして、顔ぶれが変化したC1リーグで気持ちも新たに昇級を目指していきたいです。
昇級・降級はありましたが、最後まで戦いぬいたみなさん本当にお疲れ様でした。
最後になりましたが、ここまで自分のレポートにお付き合いくださった皆様本当にありがとうございました。

 

C2リーグ後期最終節  吉田拓也

4節終了時点で宮澤が+91.8Pでトップを走り、秋山が+85.7と僅差で続きます。
この昇級枠に届きそうなのが3位根越、4位中安、そして5位の掛樋が+32.1P。
現実的に考えるならこの5人の争いとなりそうですが、前節で秋山が+119.5Pを叩き出したように麻雀は何が起こるか分かりません。

1卓(宮澤・中安・掛樋・高橋・山本)

宮澤はトータルトップの重圧を感じさせず、これまで通りの攻撃的な麻雀でゲームを進めていきます。一方で伸び悩んだのが中安と掛樋。下位勢からの反撃もくらってしまい最終的に中安▲8.7P掛樋▲25.4Pでゲームを終えました。

2卓(秋山・根越・楠木・吉田・伊原)

ポイント的に秋山と根越の一騎討ちとなりそうな気配でしたが、4回戦に秋山が痛恨のペナルティ。▲20を背負ってしまいます。これで一気に楽になったのは根越。
「秋山さんより下にならないことだけを心掛けていた」と対局後に語っていたとおり、最終戦も秋山をマイナスに沈めつつ自身はしっかりプラスをキープ。最終節を+6.0Pでまとめました。

1位 宮澤+107.9P
2位 根越+77.3P

2名が昇級となりました。
おめでとうございます!