静岡プロリーグ レポート

静岡プロリーグ レポート/第25回静岡リーグ(プロアマ混合)第4,5節レポート

静岡リーグ第4節
梅雨も明け、うだるような暑さの中で開催された第4節。
各自、夏の日差しにも劣らない熱意を持って対局に臨んでいるのは容易に想像できた。
前回のレポートで書いたが、第3節までにポイントをもったプロは第4節以降、安定した戦いを見せるだろうと予想した。その予想通りプロの上位陣は確実にポイントをまとめてきたと言える内容であっただろう。上位5名が決勝に進む静岡リーグで上位5名のうち4名がプロとなった。平野プロは今節大きくポイントを伸ばし、決勝ボーダーにのせてきた。
ただし、静岡リーグは決勝進出順位によるアドバンテージ制が用いられている。1位から+40P、+30P、+20P、+10Pとアドバンテージが配分されている。
ということは上位4名のプロも優勝するために一つでも順位をあげようとするであろう。そこに一分の隙が生まれるかもしれない。
最終節、そこは様々なドラマが待ち構えている。
勝利を手にするのは果たして誰であろうか?
 
静岡リーグ第5節
運命の最終節。
今期の静岡リーグは上位10名が100Pオーバー、4節終了時のボーダーが133.8Pとかつてない混戦となっていた。大体毎回決勝進出ボーダーが100~130Pである。ボーダーラインは総じて上がる。予想ボーダーは150~160Pといったところだ。これは異常事態といってよいだろう。
私は213.7Pで1位だったのだが、最終節が上位対戦ということを考えれば予断を許さないところだ。上位10名は虎視眈々と上位への浮上を考えている。
会場にはいつもとは違う最終節独特の空気がながれている。やはり決勝への思いは皆、同じであろう。和了の発声も一際、張りがあるように感じた。
そんな中、最終節最終戦を迎える前に3名のプロは180Pを超えていた。私と土屋は貯金を守る形で、杉村はその持ち前の高い守備力から着実に加点して上位3名は大きな失点がなければ勝ち上りといったところであった。
現実的には残り二つの椅子を皆が争う状況。ここで最終戦に波乱が起こる。一般参加の坂本さんがなんと8万点オーバーの大トップ。5位での進出を大逆転で決めた。
結果、決勝進出者は以下の通り
1位 中 寿文  (静岡支部)
2位 杉村 泰治 (中部本部)
3位 土屋 幸弘 (静岡支部)
4位 舟橋 晃  (一般)
5位 坂本 彰光 (一般)
私自身も一般参加から数えて節目の10回目の参加での決勝進出に俄然気持ちも高ぶっている。また、杉村、土屋、坂本さんの3名は初優勝がかかっている。特に杉村は6回目の決勝進出。過去の静岡リーグは実績十分ではあるが、優勝だけは縁がなかった。それだけに期するものはあるはずだ。
決勝戦、期待は高まるばかりだ。