静岡プロリーグ レポート

第18期静岡プロリーグ 第1~3節レポート

第1節レポート

第18期静岡プロリーグのレポートを担当します。
17期静岡プロリーグ優勝の青嶋宏樹です。

静岡の偉い人達からチャンピオンなので、好き放題書いて良いと許可をいただいていますので、1年間書かせていただきます。笑
本当に拙い文章ですが、お付き合いいただけると喜びます。

静岡支部には一昨年から合わせて6人の新人が入った。
おじさんばかりの静岡支部だったが笑(すみません)新たな風が吹くことにより活性化が期待された。

その期待通り、昨年は渡辺史哉の第46期王位獲得、元女子高校生チャンピオンの廣岡璃奈が第3期桜蕾戦優勝。

これらの結果には、ベテランプロから若手プロまで、みんなが刺激を受けた。
祝福する気持ちと自分がやりたかった気持ち。
複雑な感情が入り混じっただろう。
かくいう自分もそのひとりだが。

ただ、今期は私も静岡プロリーグ優勝者として、プロ活動や所作でお手本となるのは勿論のこと、成績でも皆の目標になるように精進しなければと思っている。
そして、自分を含めた若手の活躍で、支部がより一層発展することを願っている。

それでは開幕戦第1節の結果を。
第17期静岡プロリーグ優勝の青嶋(自分です笑)が昨年の好調をそのままに首位スタート。
スタイルチェンジが功を奏しすぎている。
連覇なるか!?

今年は個人的に注目しているのは、昨年残り2節まで安定感を誇っていたミスター静岡リーグ川崎が2位スタート。
なんか毎回強い。

そして渡辺史哉。
プロ1年目にして王位獲得、グランプリMAX決勝進出。とんでもない成績を残している。
第1節、第2節と別日対局で、3節からの登場だがこの静岡プロリーグも結果を出してくるか?
非常に楽しみである。

今年1年も熱い戦いを青嶋がお届けします!

 

第2節レポート

望月が静岡支部支部長を退任。
静岡支部が20周年を迎え、若手が台頭してきたこともあり世代交代の形となった。
望月は、新しくできた四国支部の活動に尽力することになり、静岡プロリーグの出場は見送ることになった。

今期は打倒青嶋と開幕に宣言してくれていた望月。
恩師である望月とリーグ戦、そしていつか決勝の舞台で戦いたい想いもあっただけに寂しい気持ちがある。
しかし、新しくできた四国支部を支援するなら、静岡支部を立ち上げ、20年やってきた実績のある望月が適任だとも思う。
望月さん20年間お疲れ様でした。

それに伴い、静岡支部支部長代行を任されたのが中。
競技麻雀普及や支部の広報の行動力は随一。

年度初めには新人プロにはプロ活動はもちろんのこと、麻雀の強さでもお手本になり若手を引っ張りたい想いもあることも語ってくれていた。

これからの静岡支部を任せられる人間。
しかし、我々もおんぶにだっこではなく、静岡支部員一人一人がこれからの支部を作っていく意識を持っていきたいと思っている。

それでは第2節の成績を。
今節、96.3Pと大幅にプラスし、首位に立ったのは川崎。
昨年、ほぼ手中にしながらあと一歩のところで逃した決勝進出。
悔しい想いをしただけに今期にかける想いはひとしおだろう。

前期決勝進出者の石津は開幕こそ躓いたが、4連勝のプラス89.3Pで上位にくいこんできた。
決勝進出し、前期の雪辱を果たしたい。

2節が終わり、前期の成績上位者が今期もポイントを積み重ねている。
成績下位者の奮起に期待している。

 

第3節レポート

静岡支部長代行の中が十段戦ベスト16に進出。
今年度は若手にプロ活動はもちろん、麻雀の強さでも引っ張りたいと言っていた。

地位が人を作り、環境が人を育てるという言葉があるように、支部長代行になってから、中は何か変わったように思える。
強敵しかいないのは分かっているが、ベスト8、決勝戦へと勝ち進んでほしい。

静岡支部に初の十段位を!
静岡支部員一同で応援したい。

それでは第3節の結果を見てみたい。

首位川崎が第3節にして前期の決勝ボーダーを超えてきた。
前期はリーグ戦をリードしていながら惜しくも決勝進出を逃したため、川崎は現状の200ポイントでもまだまだ足りないと思っているだろう。さらにポイントを伸ばそうとしてくることが予想される。

2位から5位までには前期の決勝メンバーが並び、前期からの好調を維持している。
このまま終わるとは思えないが、現状リーグ戦下位の者は奮起してほしい。
毎回のように川崎さんのことしか書いていないので笑

特に安部颯斗には奮起してほしいところ。
安部は2020年のアマチュア最強位で、1年目の若手プロの注目株筆頭だったが、同期の渡辺史哉がタイトルをとり、今年は自分もと思っていたはず。
それが、静岡プロリーグでは3節にして大きくマイナスしたことは本人も歯痒い思いをしているに違いない。

このままでは終われない。

(文:青嶋宏樹)

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節
1 川崎義之 211.6 68.8 96.5 46.3
2 青嶋宏樹 115.6 83.1 32.5
3 太田昌樹 64.1 53.5 10.6
4 平岡理恵 55.4 55.4
5 石津寿人 53.8 ▲ 34.7 89.3 ▲ 0.8
6 渡辺史哉 51.7 73.7 ▲ 22.0
7 杉村泰治 51.4 9.8 41.6
8 望月雅継 39.0 39.0
9 島﨑涼 38.4 43.0 ▲ 4.6
10 高橋大輔 36.0 20.8 15.2
11 鈴木郁孝 34.6 51.5 2.8 ▲ 19.7
12 佐藤伶太 28.7 16.7 12.0
13 橘太一 25.9 ▲ 29.7 55.6
14 京平遥 25.4 25.4
15 岡本和也 23.9 33.4 ▲ 35.5 26.0
16 栗島有紀 16.1 16.1
17 山下棟健 10.6 ▲ 39.3 19.5 30.4
18 鈴木秀幸 6.3 4.1 ▲ 27.5 29.7
19 中寿文 3.5 3.5
20 土屋幸弘 0.0
21 安藤銀一 ▲ 0.4 35.7 ▲ 36.1
22 鷲見隼人 ▲ 7.8 ▲ 11.6 3.8
23 斉藤隆 ▲ 8.6 ▲ 8.6
24 小林正和 ▲ 21.9 ▲ 27.2 12.8 ▲ 7.5
25 井坂彰宏 ▲ 56.7 ▲ 38.5 ▲ 18.2
26 天音まこと ▲ 70.0 ▲ 64.8 ▲ 5.2
27 平野敬悟 ▲ 74.5 ▲ 23.0 ▲ 51.5
28 廣岡璃奈 ▲ 101.8 ▲ 75.9 ▲ 13.7 ▲ 12.2
29 高村龍一 ▲ 111.6 ▲ 41.0 ▲ 20.7 ▲ 49.9
30 安部颯斗 ▲ 120.4 ▲ 81.5 ▲ 33.1 ▲ 5.8
31 渡辺洋巳 ▲ 141.0 ▲ 73.8 ▲ 25.8 ▲ 41.4
32 ダニエルモレノ ▲ 178.3 ▲ 79.2 ▲ 78.8 ▲ 20.3