若獅子戦 レポート

第1期若獅子戦ベスト8B卓レポート

今日の戦いで第1期若獅子戦の決勝進出者が決まる。
ベスト8B卓まで勝ち残って来たのはこちらの4名。

 

 

初戦を制したのは阿久津。
南1局1本場にチャンタ三色確定の九索南のシャンポン待ち。手堅くヤミテンとして親満のアガリ。

 

 

阿久津への手痛い九索放銃で1回戦4着となってしまった浜野がドラ2枚使いのリーチ。

 

 

二索五索は他家に吸収されて山からなくなったが、回り込んでテンパイした瀧澤が三索のワンチャンスになった二索を勝負。浜野が親満のアガリで戦線復帰のきっかけを掴む。

 

 

南4局は親番中村がツモり四暗刻テンパイ。これはツモれず流局となり、2回戦は浜野がトップ。

3回戦は中村の4,000オールからスタート。役あり、カンチャン待ちだが即リーチとし最速のツモアガリを決める。

 

 

阿久津は東場の親番でダブ東ホンイツをアガって浮きに回り、決勝の椅子に王手をかける。大量リードを持てば阿久津麻雀の真骨頂。ここから先、阿久津の勝ち上がりが危うくなる局は1つもなかった。

 

 

浜野と中村の争いは激化。南3局に満貫をツモった浜野が3回戦は2着をキープ。

 

 

浜野が12.2Pリードで最終戦へ。1着順で10ポイント差がつくので、ほぼ着順勝負である。
瀧澤は浜野と中村の2人をかわさないといけない。自身のトップは第1条件、並び作りが第2条件。そして第3条件としてかなりの点棒差が必要だ。

1回目の山場は浜野vs瀧澤の2軒リーチ。

 

 

浜野は一索暗カン、リーチ後に七筒を暗カン。他家からも倍満は確定なのがわかる。1シャンテンだった中村もこれにはさすがに参戦出来ず。字牌を暗刻落としでオリた。

2人のめくり合い勝負となり、ツモったのは瀧澤。裏ドラが一筒六索と乗って、リーチツモドラ5の跳満。瀧澤はこの後も大きな加点をしてトップ目に立ち、第1条件はクリアしたが、最終目標にはまだ届かない。

 

 

2回目の山場は南1局1本場。
前局の中村のリーチを形式テンパイで連荘した浜野の親番。中村はピンフ高め一通でヤミテンとし親番落としを狙うが、浜野からリーチが入る。中村は無筋を勝負するが、浜野が2,600オール(+1,300)をアガって中村を再逆転。

 

 

そして3回目の山場は南3局だ。浜野のリードはごく僅か。中村の親番は最大の勝負処だ。
中村の配牌はドラの一筒トイツだがさほど良くはない。2巡目に発を重ねて、仕掛けやすくなった。タンヤオを狙う浜野が早めにドラ切り。中村がポン。

 

 

自力で発を暗刻にして一索もポン。まずはカンチャンテンパイ。次に六万も暗刻にして八索単騎。跳満テンパイに昇格した。

 

 

その時の浜野の手牌。もし中村が八索を切りだと浜野はポンテンが取れるため、打六索となって跳満直撃放銃だったかも知れない。

 

 

ギリギリ助かった浜野だったが、七索が出るとチーして八索切り。中村に18,000(+1,300)の放銃となり、勝負が決着した。

 

 

第1期若獅子戦決勝進出は
澤谷諒
岡崎涼太
阿久津翔太
中村文哉
この4名に決定しました。

若獅子戦決勝は3/30(火)16:00放送開始。初代若獅子の誕生の瞬間を是非ご覧ください。

 

 

(文:編集部)