若獅子戦/桜蕾戦 レポート

第1期若獅子戦決勝レポート

決勝に残ったのは阿久津翔太・岡崎涼太・中村文哉・澤谷諒の4名。

 

 

優勝を賭けた若い獅子の争いは、気の抜く暇ない激しい叩き合いを見せました。

1回戦で阿久津から12,300点をアガってトップを取るも、2回戦で12,000点を返してしまい逆転を許した岡崎が3回戦、白中西を仕掛けている阿久津に対し

 

 

1シャンテンから発を押しての全面戦争。
残した牌が活きてリーチまで辿り着くも

 

 

これをかわす阿久津。

お互いの意地がぶつかる好勝負で、1回戦ごとにトータルトップが岡崎・阿久津・中村と入れ替わっていきます。

最終戦は、トータル4番手に落ちていた岡崎の猛攻で全体の差がみるみると縮まっていき、徐々に追い詰められていったトップ目の中村に大きなミスが出てしまい後退。

その後もトップは毎回入れ替わる稀に見る展開が続き

澤谷が+8.8P 阿久津+7.8P 岡崎+0.4P 中村▲19.0P

ここまでノートップの澤谷が先頭でオーラスに突入します。

逆転を狙う岡崎の手は満貫ツモ条件をクリアするには厳しく、最後は澤谷と阿久津のアガリ競争。
ここまで比較的リスクを少なくして先頭から離されずに戦ってきた澤谷と、眩暈がしそうな放銃と引き換えにアガリも決めてきた阿久津。
違うルートを通ってきた2人の優勝を賭けたスピード勝負は

 

 

澤谷のテンパイ打牌で阿久津がアガって決着。
第1期若獅子戦優勝を掴み獲りました。

「これがゴールじゃなくて、これで頂いたチャンスをどう活かすか。リーグ戦だったり、メディアだったり。そういったものを活かせるかは自分の力と努力次第だと思うので、これからが本番だと思って頑張ります。」

優勝後のインタビューで、すぐに次を見据えていた阿久津。

幼い雄獅子は成熟すると群れから追い出され広大な土地を放浪すると聞きます。
この優勝を切っ掛けに阿久津は現在活躍している中堅・ベテランが住む世界に放り込まれることになるでしょう。
そこで危険な猛獣を相手に若獅子が如何に生き抜いていくのか、今年の楽しみの一つになりそうです。

 

 

<最終結果>
阿久津+18.8P 岡崎+0.4P 澤谷▲2.2P 中村▲19.0P

(文:越野智紀)