若獅子戦/桜蕾戦 レポート

第2期桜蕾戦ベスト16B卓レポート

【桜蕾戦ベスト16B卓 菅原が貫禄の勝ち上がり、二番手は…】

9/30に行われた桜蕾戦ベスト16のB卓、まずは出場選手の紹介、インタビューが行われた。

 

藤居冴加
37期前期・東京本部所属
「第1期はデビュー戦だったので緊張したのですが、今回はリラックスできているので、リラックスしたまま頑張りたいと思います。」

 

菊地美羽
37期後期・北関東支部所属
大学では競技麻雀部の部長。
今はコロナ禍で活動できないのが残念とのこと。
「すごく緊張しています。ミスをしてしまうかもしれないのですが、自分にできることを精一杯頑張りたいと思います。」

 

藤田愛
37期後期・東京本部所属
実況・中野「尊敬しているプロは?」
藤田「二階堂亜樹プロです。」
と目の前で答えるのは、なかなか恥ずかしかっただろう。
藤田「最後まであきらめないで頑張りたいと思います。」
解説・二階堂「自分らしくのびのびと悔いのない麻雀を打ってほしいと思います。」

 

菅原千瑛
28期後期・東京本部所属
先日、RTD Girls Tournament 2021を優勝。
第1期はベスト16で敗退。
「ラストチャンスですし、大好きな公式ルールなので精いっぱい戦いたいと思います。」

菊地、藤田はデビューしたて、藤居はデビューから半年、それに対して、菅原は10年目とキャリアの差が大きい。
日本プロ麻雀連盟公式ルールの半荘4回戦で、上位2名の勝ち上がり。
もちろん、キャリアによって配牌とツモが変わるわけではなく、解説の二階堂が言う通り、土俵に上がって、もとい卓についてしまえば同じ条件なのだが、大方の予想は、ひと席は菅原で、もうひと席を3人で争う展開かと思われた。

1回戦から『攻める藤居、受ける他3者』の図だった。
藤居は、積極的にリーチや仕掛けで局面をリードする。

 

 

 

手になった相手からカウンターを受けることもあり、この局は親の菊地に満貫の放銃となってしまったが、この1回戦は1人テンパイが4回と帳尻はあっていたように思う。

身を結んだのは2回戦。

 

 

1,000オール。そして、3,900は4,000オール。
2本場、3本場は1人テンパイ。

 

 

親が落ちた後も、この東3局はドラとのシャンポンを手替わりを待たずリーチし、最速のツモアガリ。
この2回戦を65,000点持ちの1人浮きトップで終えた。

2回戦終了時
藤居+33.8P、藤田+3.9P、菅原+1.4P、菊地▲39.1P

3回戦、南4局を迎えて、以下のスコア。
このまま藤田と藤居が浮いて、菅原が沈みで終わると、菅原の敗退がチラついてもおかしくなかった。
今日一日、先手を取られる、丁寧にオリるの繰り返しで、菅原ファンはかなりヤキモキしていたであろう。
正直僕も失礼ながら、安全策を取りすぎて逆に敗退リスクが高まったんじゃないの?まで思っていた。

 

 

ヤミテンにして確実に浮きを取る選択もあるのだが、先手を取るとオリに回ることが多いことを、この3回戦までで観察していただろう。
迷わずリーチの宣言。

 

 

しっかりと結果を出す。高目ツモの6,000オール!

 

 

 

同1本場も、ドラの暗カンからの嶺上開花。6,000は6,100オール!
菅原ファンの心配や鬱憤や晴らす連続の跳満ツモで、この親番で勝ち上がりを決定づけた。
この2つのアガリは、言い方は悪いが誰でもできるアガリ。
しかしながら、ここまであまり手が入らない中、少ないチャンスを生かしてこのスコアでまとめていたところが地力の差であろう。

3回戦終了時
菅原+60.5P、藤居+2.9P、藤田▲3.0P、菊地▲61.4P

最終4回戦、藤居と藤田の二番手争い。

 

 

※ テロップは0本場ですが2本場の誤りです。

藤田が、ホンイツ、ドラの2,600+100オール。
リーチ、ピンフ、ツモ、ドラの2,600+200オールとリードするも

 

 

藤居も、發、ホンイツ、一気通貫の2,000・3900は2,300・4,200と一歩も引かない。
南場にはいって0.3ポイント差と、藤居、藤田のファンはよそ見厳禁の大接戦。

 

 

ここから勝負を分けたのは、珍しくもテンパイ料。
南3局に2回テンパイを取れた藤田と、逆にとれなかった藤居。
ここにはリードを追いつかれてしまった藤居と、最後まで諦めないと宣言した藤田の心理的なちょっとした差だったのかもしれない。

 

 

最後は藤田が自らアガリきり、勝ち上がりを決めた。

 

 

立会人の猿川の試合直後のツイート。
終了が24時前と局数も多く、非常にタフな試合だったが、最後まで全員が集中を切らさず、大熱戦だった。
菊地は、2回戦までにアガれる手が少なく、差がついてしまったのがとても苦しかっただろう。
3回戦以降、打点づくりを目指さざるを得ず、差が開く一方になりやすい。
スコアほどの,実力差があるわけではないので、落ち込まずに、この悔しさをバネに頑張ってほしい。

 

 

ベスト16のC卓、D卓は10/21に対局、放送予定です。お楽しみに。
C卓 10/21 17時~
D卓 10/21 11時~

(文:福光聖雄)