若獅子戦 レポート

第2期若獅子戦ベスト8B卓レポート

第2期若獅子戦決勝メンバーが確定!

10月15日、第2期若獅子戦ベスト8が放送された。対局者は以下の4名。

 

吉井優 37期後期

「プロ入って1年目でのタイトル獲得のチャンスは最初で最後だと思っているので、ここに懸ける思いを形にしていきたいです。」

 

福田雄大 32期後期

「一番プロ歴が長く、リーグも上なので勝たないといけないなって思ってます。自分が一番公式ルールを観ていると思うので、公式ルールを分かってるつもりで頑張りたいです。」

 

野村駿 36期後期

「手作りや仕掛け、いろんなことをすると思いますので見てほしいです。プロになって1年で初めてベスト8まで来たので、優勝するしかないと思っています。」

 

西名優 37期前期、推薦枠での勝ち上がり。

「若いうちしか出られない大会なので今のうちにしっかり結果を残せたらなと思います。こんなチャンス二度と巡ってくるかわからないので、ものにできるように集中して頑張りたいと思います。」

各選手の熱い気持ちがぶつかり合ったのは1回戦東1局1本場。

 

 

親リーチを受けた西名はタンヤオ三色の勝負手をテンパイしていたが、ここに引いたのは四万。親の河は多くの牌が現物になっている反面、マンズに関しては一万七万も通っておらず、七万に至っては自分で3枚使っている。非常に切りづらいところではあるがここは勝負!

直後に打ち出された三筒を見事とらえ、5,200のアガリ。

 

 

この半荘、西名はオーラス親番に七対子のリーチでリードを拡げにいくも、ここは野村が5,200のアガリで逆転。
大きな初戦トップをもぎ取った。一方で勝負手からの放銃となった吉井は2・3回戦と浮きに回ることができず、最終戦は福田が西名・野村を追う展開に。

 

 

最終4回戦、戦況が動いたのは東1局。福田の役役トイトイに後のない吉井が飛び込み、トータルポイントは超接戦となった。

 

 

 

東2局には福田がタンピン高目ドラのリーチも、野村が満貫のツモ。

 

 

東4局、吉井が11,600のテンパイを果たすが、またしてもアガリは野村。希望を打ち砕くような2,000・4,000で通過濃厚なポジションを手にした。

追い込まれたのは西名。福田との一対一の構図となり非常に焦る展開ではあるが、南2局2本場にダブ南ドラの6,400をテンパイ。

 

 

待望の勝負手だ。これさえアガれば…という状況ではあったが、ここに追いついたのは親の福田。タンヤオ七対子の八万単騎リーチ!両者ともに決定打クラスのテンパイであったが、手に汗握る展開は一瞬で決着。

 

 

西名が八万を掴み、9,600の放銃で勝負あり。
B卓からは福田・野村が決勝進出の切符を手にした。

 

「とにかく決勝戦に乗りたかったので嬉しいです。決勝戦も今日ぐらい戦って勝てたらいいなと思います。」

 

「あとは勝ち切るだけなので引き続き応援の程よろしくお願いします。」

以上の結果から、第2期若獅子戦決勝進出者は

松本峻VS上田稜VS野村駿VS福田雄大

以上の4名に決定。

決勝戦は11月25日(木)14時~放送いたします。
熱い戦いを是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)